ある日,いつもと同じ練習に励んでいる時のことである。練習中に放送部の人が訪ねてきた。突然の事だったので邪魔されるのが嫌なあっくんが機嫌が悪くなるのでマネの私が対応することにした。
私の言葉に気づいたのか放送部の人も慌てて謝罪した。
放送部「こちらこそすいません💦実は,マネージャーさんにお願いしたいことがありまして」
私に?
放送部「はい。各部のマネージャーさんにインタビューしてまして。ぜひバレー部のマネージャーさんにもインタビューをお願いしたく」
インタビュー…か。
別にいいけど。監督たちに相談しないといけないしな。
急いで体育館の中に入り監督とコーチにさっきのことを説明すると許可がおり。私は,放送部の人達一緒に放送部へと向かった。
放送部の人からの質問に答え。ようやく終え頃には,もう部活が終わっている頃だった。
放送部「星奏さんありがとうございました!バレー部の放送が来週のお昼の放送なので楽しみにしといてください!」
楽しみにしといほうがいいのか分からないけど急いで部室に行き着替えて帰ることになった。
次の日。治になんで昨日,いなくなったか聞いてきたので放送部の事を話したら…
と血相変えてゆうので放送日を伝えるとバレー部のグループLINEでみんなに伝え来週,部室でみんなで聞くことになった。
そしてお昼。放送日,当日となりみんな部室に集まっていた。
今更じゃぁ…あっくんたち知らないことあるわけ…いやあるかも。
そう思っていると放送が始まる音が鳴り出した。
放送部「▷皆さんこんばんは。お昼の放送のお時間です。今回は,各部のマネージャーにインタビュー最後の方。バレー部マネージャー星奏月海さんにインタビューしてきました!星奏さん!よろしくお願いします!」
放送部「▷早速ですが。自己紹介からお願いします!」
放送部「▷星奏さんには,これから何個か質問しますので気軽に答えてください!では,最初の質問です。星奏さんは,誕生日はいつですか?」
放送部「▷どえらい遅いですね!?」
放送部「▷全然末っ子に見えへん…(汗)」
放送部「▷では,次の質問です!好きなタイプは,なんですか?」
放送部「▷大黒柱…お父さんみたいな人って事ですか?」
放送部「▷では,次の質問です!もしバレー部の中で付き合うなら誰ですか?」
銀・アラン『即答ぉぉぉ?!』
放送部「▷迷いもなく言いましたね(笑)理由聞いてえぇですか?」
放送部▷「(笑)それでは次の質問です!バレー部の中で結婚するなら誰がいいですか?」
1年がバチバチしてる中,放送からの私が答えを言う。
侑・銀・角名『……チーン』
放送部「▷なぜ宮治なのですか?」
放送部「▷へぇ〜そうなんですね。でもお兄さん達は,嫌になってませんか?家に男を連れてくるのに」
バレー部『な,なんやて〜!』
放送部「▷(笑)では,次の質問です!好きな動物は,なんですか?」
放送部「▷ネコは,定番ですけど,キツネは,珍しいですね」
放送部「▷ホウホウ。ちなみになに狐が好きなんですか?」
放送部「▷あぁ〜…(似とるな)」
ギュッ←角名に抱きつく
放送部「▷では,次に。今,目標にしとることありますか?」
放送部「▷えぇマネージャーさんや…✨では,最後にバレー部の皆さんに一言」
放送部「▷それではこれで各部のマネージャーにインタビュー終わります!星奏さんありがとうございました!」
放送が終わり。みんなの方をチラッと見ると。目を見開いて泣いていた。これには,ギョッってしまい大丈夫か?と声を掛けようとしたと同時に1年がこっちを見て
1年-月海以外『月海ァァァ!(ギュッ)』
思い切り抱きつかれた。
ポンポン←月海の頭をポンポンする
そう言って信介くんが私の前に来て片手で私の両手を包み込む。
手ェ大きな。
信介くんの言葉に胸の奥がジーンってなった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!