時は遡って影平雅が来る前(本当は影平雅も出す予定なかったw)
那奈がお母さんに電話ごしで叱られた後…
翌日
バッシャーン
バシッ
ユニの時はまだえりとねねだけだった…。
結局みんな裏切るんだ…。
今なら飛び降りれるのかな…。
屋上
キーンコーンカーンコーン♪
授業のチャイムだ…。
本来なら教室へ戻らないといけないのに…足が自然と私をここへ連れてきた…。
柵に手をかけ下を覗く。
この高さなら頭から落ちれば確実に…。
覚悟を決めて柵の上に立ってみた。
なぜかそんな気がした…。
とりあえず、いつもお世話になってまひとくんだけでも…。
あっ…ユニの約束…。
てるとくんに託せばいいよね…。
書き終わって今度は靴を脱いで柵に乗った。
そして頭から落ちた…。
空は青くて不思議なほどに雲もなかった…。
ドン!!!!
まひと視点
那奈ちゃんがなぜか教室に戻っていなかった…。
それでも授業は始まった。
ドン!!!!
今までに聞いたことのない音が聞こえた。
嫌な予感がする…。
とてつもなく…。
ダッ
音的に運動場の近く…。
まさか…!
いや…考えるな…!
予感通りだった…。
運動場の近くで那奈ちゃんが頭から血を流して倒れていた…。
頭だけじゃない…背中からも…。
もう…息はなかった…。
屋上
バン!!!
屋上は誰もいなかった…。
ただ、柵の近くに“三島“と書かれた上靴、手紙が6枚置いてあった。
手紙にはそれぞれ「そうまくんへ」「しゆんくんへ」「ばぁうくんへ」「てるとくんへ」「麗ちゃんへ」「まひとくんへ」と書いてあった…。
遺書だった…。
自分宛の遺書を読んだ…。
次第に目から水が手紙に落ちて滲み、視界もぼやけた…。
ユニ…
約束…守れなかった…。
ポケットからお守りを取り出して口付けして覚悟を決めた…。
遺書はるいちゃんがみんなに宛てた手紙の裏に書いた。
上靴を近くに置き、柵の上にのる。
思いっきり頭から落ちた…。
最後に見たのはどこまでも澄み渡る青空だった…。
てると視点
さっきと同じ音がまた鳴った…。
先生は教室を出て行って自習になった…。
そういえばさっきまひちゃんが一回目の音の後に廊下を走っていたような…。
ピーポーピーポ-
どんどんサイレンが近くなってる…。
外に出て見たのは救急車と周りにいる先生数名、そして頭や背中から血を流した男女の遺体だった…。
まひとくんへ
いつも毎日話しかけてくれてありがとう。
まひとくんだけだよ、私が変わっても変わらず接してくれたの。
めっちゃ嬉しかった!
この手紙を読んだってことはもう死んだってことだよね。
相談してって言ってたのに全然相談できなくてごめんね。
まひとくん、ユニはまひとくんを守って欲しいって最後にお願いしてきたんだ。
私が生きている間は守れたから約束は果たせたと思う。
たくさん迷惑かけてごめんね。
まひとくん、まひとくんはもう自由だよ。
無理に私と仲良くなんてしなくていいんだよ。
ユニはきっとまひとくんの幸せを望んでる。
だからまひとくんはもう私やユニのことは全て忘れて、みんなと幸せに生きてほしい。
最後のお願いだよ?
まひとくんやみんなと出会えてよかった。
短かったけど楽しかったよ。
るい













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。