第4話

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2024/06/11 06:52 更新
リムルSide
魔国連邦テンペストが人間に襲われて、紫苑を含めた100人が亡くなってしまった。
俺は皆を生き返らせる為にファルムス王国の軍を殺していると、テントの1つから真っ白な髪の女が出てきた。
あれは…人間か?
ま、直接聞けばいいか。
リムル
リムル
お前、ファルムスの人間か?
ってか、お前人間か?
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
ファルムス王国の人間でなければ人間でもありませんわ。
人外か…。
リムル
リムル
何でこんなところにいる。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
私が宿ってるこの体の持ち主に呼び出されたからですわ。
殺戮なら手伝いましょうか?
リムル
リムル
手伝いは不要、俺1人で充分だ。
この事は誰にも言うなよ?
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
わかりましたわ。
女はそう言って森に向かった。
その後、俺は悪魔を呼び出した。
リムル
リムル
生き残ってる奴を殺さずにつれて来い…。
白髪の悪魔もだ…。
行け…。
_原初の黒@ノワール_
原初の黒ノワール
承知しました。
暫くして俺は魔王と宣言しクレイマンも倒せた。
後はあの白髪の悪魔とそれを呼んだ子だな。
俺は2人のいる部屋に向かった。
紅丸
紅丸
………。
リムル
リムル
あれ?
紅丸、聞き取りは?
紅丸
紅丸
朱菜に追い出されてしまい…。
はぁ…。
リムル
リムル
何やってんだよ。
まぁ、俺はその子達にあってくるから。
朱菜
朱菜
リムル様が決めた事なので、良くは分かりませんが…裏とかはないと思いますよ?
何の話だ?
俺はそう思いながら扉を開けた。
リムル
リムル
朱菜、聞き取りはどうだ?
朱菜
朱菜
名前と年齢、スキルと奴隷になった経緯は聞き出せました。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
魔物の国の主…。
白髪の悪魔は俺を見るなり隣に座ってる水色の髪の子を庇うように立ち上がった。
リムル
リムル
そこまで警戒しなくても大丈夫だよ。
俺は君達に何もしないからさ。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
信用できるとでも?
リムル
リムル
あ、あれ…?
平和的に話してたんじゃ…?
俺が不思議がってると、朱菜が小声で教えてくれた。
どうやら、紅丸が変に威圧してそのせいで警戒を解くことができなかったらしい。
俺が紅丸に呆れていると、水色の髪の子…あなたちゃんが声をかけてきた。
(なまえ)
あなた
何で、私達を保護しようと?
リムル
リムル
君、見たところまだ10代だろ?
朱菜
朱菜
彼女は12歳です。
リムル
リムル
やっぱり。
あんな奴らのせいで、こんなに若い子供の人生をぶち壊したくないからな。
(なまえ)
あなた
充分壊れてますよ。
私は殺人を犯してますし、彼奴等に汚された。
リムル
リムル
彼奴等…こんな小さな子に何やってるんだよ。
手首とかの鎖の跡も酷いし…。
彼奴等の方が魔物だろ。
俺がそんなことを言っていると、あなたちゃんは目を丸くさせていた。
(なまえ)
あなた
なんで、怒るのですか?
リムル
リムル
君の事をほっとく事ができないからな。
もう安心しろ、ファルムス王国は滅ぶ。
君を縛るものはもう無い。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
あの大国をどうやって滅ぼそうと?
リムル
リムル
内戦だよ。
時期に分かるさ。
ヨウム達もの陣営とファルムスとの戦争が始まる。
これでファルムスは滅ぶ。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
保護してどうするの?
戦闘に使うの?
それともまた奴隷にするの?
捕虜にするの?
リムル
リムル
だから、普通の暮らしをして貰うためだよ。
この子全く信用してくれないな…。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
そんな都合のいい話、あるはずありませんわ。
私の友達に手を出そうものなら…!
白髪の悪魔が何やら魔法のようなものを用意しようとしていると、あなたちゃんが悪魔の腕を掴んだ。
(なまえ)
あなた
原初の白ブラン、待って…!
リムルさんを敵にまわしたら駄目…!
原初の黒ノワールも敵になる…!
だから、駄目…!
この悪魔の名前は原初の白ブランなのか。
リムル
リムル
お友達はそう言ってるけど?
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
…わかりました。
ですが、警戒を解くわけないですよ。
リムル
リムル
わかってるさ。
魔物を信じろなんて言わない。
楽しく暮らせ、それだけだ。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
私は悪魔ですわ。
リムル
リムル
知ってるさ。
警戒は解かなくても良いから、楽しく暮らしたほうが良いだろ?
(なまえ)
あなた
………。
あなたちゃんがジッとこちらを見てくる。
なんだ…?
朱菜
朱菜
お洋服、着替えますか?
(なまえ)
あなた
フルフル
あなたちゃんは首を横に振る。
朱菜
朱菜
ご飯は?
(なまえ)
あなた
いらない。
過去のトラウマかな…。
リムル
リムル
そんなんじゃ、死んじゃうぞ?
(なまえ)
あなた
回復してるのでありません。
リムル
リムル
でも、人間ならいずれ限界が…。
朱菜
朱菜
貴女は、何がしたいのですか?
(なまえ)
あなた
何が…したい…?
朱菜
朱菜
やりたい事はなんですか?
お、確かにそれが分かれば良いかもな!
朱菜ナイス!
(なまえ)
あなた
わから無い…。
でも、原初の白ブランの為に受肉できるものを用意したい。
リムル
リムル
え?
今は受肉してないのか?
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
今は魔力と魔素で依り代を作ってるだけです。
普段はあなたに宿ってますわ。
リムル
リムル
君としては、あなたちゃんが死んだら…
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
そんなの許しません!
原初の白ブランは大声で言った。
リムル
リムル
だってさ。
何か食べたら?
食べなくても水を飲むだけでも…。
朱菜
朱菜
私は新しい服を用意しておきます。
リムル
リムル
頼んだ。
朱菜が出ていくのを確認して、俺はあなたちゃんの前に抹茶プリンを出した。
あなたちゃんは首を傾げていたから、これが美味しいものだと教えないとな。
リムル
リムル
抹茶プリンだ!
美味いぞ?
あなたちゃんは少しだけすくって口に運んだ。
そして、涙をこぼして言った。
(なまえ)
あなた
甘い…。
毒も入ってない…。
やっぱり過去のトラウマか…。
リムル
リムル
気に入ってくれたか?
(なまえ)
あなた
はい…。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
良かったね、あなた。
原初の白ブランがあなたちゃんにそう言っていると、ヴェルドラが此方に向かってきているようだ。
何のようだ?
漫画は渡したし…。
(なまえ)
あなた
っ…!
なに?
あなたちゃんは自分の身長の半分はありそうな大剣を取り出して、扉を見ていた。
リムル
リムル
このオーラは…。
大丈夫、俺の友達だ。
ヴェルドラ
ヴェルドラ
リムルよ!!
我のおやつの抹茶プリンを知らないか?
リムル
リムル
この子に与えたよ。
ってか、お前1食くらい抜いても大丈夫だろ。
俺がそう言うとヴェルドラは怒りの顔であなたちゃん達に詰め寄っていった。
ヴェルドラ
ヴェルドラ
お前かぁ!!
我の抹茶プリンを食べたのわぁ!!
あ、まずい…!!
(なまえ)
あなた
っ…!
やっぱり、都合がいいとおもった。
結局は実力で捻じ伏せるために油断させたんだな。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
手伝うわ、あなた!
2人は戦闘態勢に入った。
こいつが来たせいで…!!
リムル
リムル
ヴェルドラー!!
お前のせいでせっかく解けた警戒心が振り出しに戻ったじゃねぇか!!
振り出しどころの話じゃなくなったかも…。
殺す目してるし…。
ヴェルドラ
ヴェルドラ
知るか!!
我のプリン返せ!!
リムル
リムル
お前は2週間おやつ無し!!
ヴェルドラ
ヴェルドラ
な、何故だ!?
俺等がそんな話をしている間にあなたちゃんが自分の身長より大きな大斧を構えていた。
リムル
リムル
大斧?!
ちょ、ちょっと待て!!
《ラファエルさん、アレ明らかに良いやつな気が…。》
ラファエル
ラファエル
《レジェンド級の武器【白星天斧リサナウト】です。》
やっぱり、良いやつだった…。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
私も、手加減は致しません。
手加減してください!!
紅丸
紅丸
貴様、リムル様に何をしている!
ランガ
ランガ
我が主をお守りする!!
扉から紅丸が飛び込んできて、影からランガが飛び出して来た。
リムル
リムル
あー!!
お前等今来んなよ!!
特に紅丸!!
紅丸
紅丸
向こうは完全に戦闘態勢ですが?
リムル
リムル
こっちの落ち度なの!!
ヴェルドラが2人を襲おうとして敵と判断したの!
そこにお前等が来て余計に警戒されちゃったじゃんか!!
(なまえ)
あなた
幸せに暮らせだの何だの言って所詮は人の命などどうでもいいんだな。
良くわかった。
殺せる分は今殺しておこう。
ラファエル
ラファエル
《個体名:あなたの魔素の上昇を確認。
その魔素量、個体名:紅丸を上回ります。》
マジかよ…?!
リムル
リムル
あー!!
落ち着いて、お願いだから!!
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
敵の言葉を聞くとでも?
原初の白ブランも槍のような物を取り出してるし…!
まずい、まずい、まずい…!!
リムル
リムル
それは謝るから、ひとまず話を聞いてくれ!!
その時、救世主が現れた。
朱菜
朱菜
お洋服を持ってまいりました。
って?!
何してるのですか?!
朱菜ー!!
良く来てくれた!!
頼む、2人を説得してくれ…!
(なまえ)
あなた
っ…!
リムル
リムル
《ん?
ラファエルさん、今あなたちゃん朱菜を見て戸惑った?》
ラファエル
ラファエル
《個体名:朱菜に攻撃をするのを躊躇したのだとだと思われます。》
俺達には問答無用なのに…何で?
朱菜
朱菜
落ち着いてください!
私達は敵ではありません!
(なまえ)
あなた
っ…!
やっぱり、躊躇してる…ってか話を聞いてる。
俺等の話聞かなかったのに…。
リムル
リムル
大丈夫、敵じゃない。
武器をおろしてくれないか?
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
どうします?
原初の白ブランはあなたちゃんに尋ねる。

頼むよ…戦闘続行とか嫌だからな…。
(なまえ)
あなた
話だけ、聞こう。
リムル
リムル
ホッ…。
さっきはゴメンな、俺の友達が。
ちゃんと叱っとくから。
ヴェルドラ
ヴェルドラ
《何故だ!!
我は悪くない!!》
ヴェルドラの思念は無視してあなたちゃんの様子を伺う。
無言でこちらを見つめている。
(なまえ)
あなた
……。
リムル
リムル
改めて名乗ろう。
俺はリムル=テンペスト。
この国の主だ。
で、こっちは紅丸とランガ、ヴェルドラと朱菜。
俺たちは君たちの敵じゃない。
(なまえ)
あなた
あなた、って言います。
こっちは友達の原初の白ブラン
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
原初の白…原初の白ブランですわ。
朱菜
朱菜
原初の悪魔…。
リムル
リムル
《原初の悪魔ってなに?》
ラファエル
ラファエル
《解 星王竜ヴェルダ・ナーヴァが作った光の大聖霊が始原の七天使に分けられた反動で闇の大聖霊が7つの個体に割れて変化した存在であり、世界でも竜種の次に生まれ天地開闢以前から生きる、通称「原初」「七君主」と呼ばれる悪魔の始祖である七柱です。
それぞれに色に関する称号があり髪の色もそれにちなんでいます。
順番は原初の赤ルージュ原初の白ブラン原初の黒ノワール原初の緑ヴェール原書の黄ジョーヌ原初の紫ヴィオレ原初の青ブルーの順番です。》
リムル
リムル
《つまり、原初の白ブランは凄い悪魔と…。》
ヤバァ…。
リムル
リムル
それで、気になったんだが聞いても大丈夫かな?
(なまえ)
あなた
なんですか?
リムル
リムル
君、男を嫌ってる?
あなたちゃんは明らかに動揺した。
やっぱりか。
(なまえ)
あなた
い、いえ、そんな…。
リムル
リムル
さっき、俺が説得しても問答無用だったのに、朱菜が説得したらすぐに攻撃をやめた…。
もしかして、と思ってな。
(なまえ)
あなた
…正直に言うと男は嫌いです。
私は彼奴等に道具として扱われた。
信用しないほうが良い生き物と認識してます。
紅丸
紅丸
男の性欲発散の道具、だったか?
リムル
リムル
っ…そんなこともされてたのか…。
そんな事まで…。
なら男嫌いになるのも納得だ。
道具として、って言ってたからきっと同意なしにヤられたんだろう。
このこの目には光がない。
きっと、希望を失ったんだろう…。
(なまえ)
あなた
何ですか、私はとっくに汚れてますよ。
ヴェルドラ
ヴェルドラ
妊娠とかしなかったのか?
(なまえ)
あなた
したくなかったので避妊魔法常に使ってましたよ。
彼奴等、容赦なく中に出すから…。
あなたちゃんがそう言うと、朱菜があなたちゃんの近くまで行って抱きしめた。
(なまえ)
あなた
は…?
何を…。
朱菜
朱菜
辛かったですね…。
いえ、辛いなんて言葉ぇは表せないくらい…。
もう、大丈夫ですよ。
うちのポンコツお兄様が怖がらせてしまいごめんなさい。
朱菜はそう言いながらあなたちゃんの頭を優しく撫でていた。
紅丸
紅丸
ポンコツってなんだ!?
ポンコツって!!
リムル
リムル
これなら男嫌いにもなるわな。
(なまえ)
あなた
っ…!
お母さん…!
うわァァァァん(泣)
あなたちゃんは朱菜を『お母さん』って呼んで大声で泣いた。
朱菜
朱菜
よしよし、もう、安心してくださいね。
あなたちゃんはそれから暫く泣いて、眠ってしまった。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
よかった…。
あのクズ共のところでは泣く事も許されなかったから…。
この子口悪いな?!
見た目はどっかのご令嬢なのに…。
朱菜
朱菜
さてと…お兄様?
何やってるんですか?
紅丸
紅丸
い、いや…リムル様が危険だと思って…。
朱菜
朱菜
今貴方が部屋に入ったら余計に会話は困難になると思わなかったのですか?
紅丸
紅丸
か、考えてなかった…。
リムル
リムル
ヴェルドラも、何でプリン1個で襲おうとするんだよ!
ヴェルドラ
ヴェルドラ
だ、だって我のプリンだし…。
リムル
リムル
お前のじゃねぇよ。
俺のやつだ。
お前のは自分で食ってたたろ。
ヴェルドラ
ヴェルドラ
そういえば…。
(なまえ)
あなた
お母さん…。
夢見てるのかな…。
確か、母親もファルムスに殺されたらしいし…。
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
魔王リムル。
リムル
リムル
なんだ?
_原初の白@ブラン_
原初の白ブラン
私はあなたを信じます。
ですが、敵と判断したら攻撃しますからね。
リムル
リムル
わかった。
やっと警戒心を解いてくれたな…。
リムルSide終わり

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