優太「あなたあなたあなた ! ! ! !」
『 ……… 』
私の名前を呼ぶこいつは岸優太 。
うるさくて 、迷惑で 、信じられないくらいばかで 。
大っ嫌い 。
廉「優太 、落ち着け 笑」
優太「だってめっちゃ呼ばないとあなたに気づいてもらえないから !」
『ねえ 、聞こえてるんだけど
まじでうるさいからやめてくれる ?』
優太「え 、聞こえてたの !?
よっしゃあああ !!!!」←
いや人の話聞けよ 。
相手をするのがめんどくさくなった私はまた音楽を聴き始めた 。
優太「ねぇねぇねぇねぇ 、(ツンツン」
『はぁ… もう 、なんなのよ』
優太「何聞いてるの ?」
『SexyZoneの『ぎゅっと』だけど ?』
優太「あ !その曲いいよな !
俺も聴いてる !!!」
『あぁ 、』
すると 、岸は私のイヤホンを自分の耳につけた 。
『え 、ちょ 、なにすんのよ』
優太「いやー話してたら聴きたくなっちって 笑」←
『まじやめてくれる ?私そういうの嫌いなんだけど』
優太「えーいいじゃんー !!!」
『 … お前はこどもか』
優太「高校生です( 」
ほんとに 、大っ嫌い 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。