第2話

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2022/11/04 07:51 更新
長い階段を駆け登る
乱れた息も、今にももつれてしまいそうな足
も、
今日だけは、その先にある景色を見ようと走る俺の味方だ
米将軍
雨栗ぃぃぃ!
タン、と軽やかなリズムを奏で地面を蹴った右足、
左足は、鳥井の中への着地に使った。
 
絆神社、
俺達の住む絆村は、少し特殊で、
死んだ者の魂は絆神社へと送られるらしい。
そんな不思議な神社、
でも、良いこともある
米将軍
今日、あれだろっ?
米将軍
〝お祭り〟だろっ??
年に一度の、絆神社で行う祭り
木に薄く燃える火の灯ったランタンをつるして、
流れる音楽に合わせて踊ったり、
並ぶ屋台で腹一杯食ったり、





…亡くなった人達の魂と共に楽しむ、それがここの祭り。





雨栗
そうだけど、……はぁ…なんでそんなテンション高いの?
なんで、?
そんなの決まってる、
だって…
米将軍
雨栗と、遊べるから!
にか、と笑って見せる
 
絆 雨栗
俺の唯一の友達
優しくて、面倒見が良くて、
米将軍
こんな俺とも、離してくれる…
 
 
お祭りの夜は決まって、神社の裏で雨栗と遊ぶ。
それも、少し特殊な遊びだ
 
まぁ、今はまだ昼だけど
 
米将軍
夜になるまで追いかけっこしようぜ~
雨栗
えぇ、?体力無くなるよ?
米将軍
いいからいいから!
俺は雨栗の手を引き、広い場所へと走った








後から後悔することなんて知らずに

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