第4話

3.ロール付与②
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2026/06/07 06:00 更新
昨日はガンマスさんの付与を済ませて帰ってきた瞬間、疲れたのか眠ってしまった。

トリップをして13時から美玲ちゃ…いや、私の親に起こされるまでの4時間、眠りっぱだったらしい

私はチャットパネルに連絡を入れ、昨日は休んだのだった
みぞれ
…っよし、あとは比較的平和そうな世界だから…
みぞれ
頑張るぞ!
そう決意して、名前をタップした。
軒先に投げ出されたが、そこに広がっていた圧巻の景色に感動する。
凄腕職人によって生み出された桜が咲き乱れ、鳥は季節によって違う声色を鳴らし、ししおどしが一定のリズムで鳴り響く、広い広い家。

奥へ進むとしゃらしゃらと鈴を鳴らし、八卦を占い、吉凶を見ている女の子がいた。
みぞれ
占い中すみません、来ましたよ
ぐさお
大丈夫だよ、ここだけの秘密ね…
ぐさお
ちょっとおさぼり中なの
そう言うと、幼気な顔で微笑んだ。

私も微笑み返し、手を包んで手馴れた様子で付与をする。

さくらんぼのような桃色が部屋全体を包み、目を開けると彼女はロール共々陰陽師になっていた。
ぐさお
やっぱりか〜
ぐさお
特色は…うん、なるほどね
ぐさお
その人の未来の善し悪しが見れるね
ぐさお
とりあえず今はみんなの無事を願ってるから、あとの人のこともよろしくね
私はそう背中を押され、その世界を後にした。
茶子
不審者!?
みぞれ
みぞれなのだ
茶子
び、びっくりした…
手入れ中に声を掛けたからか、警戒心MAXでこちらを見られた。

私はそれを訂正すると、隣に腰かける。
みぞれ
旅芸者って思ってたけど雇われてるのだ?
茶子
そーなの!麗って結構売れっ子みたい
鞠や傘、カラフルな布などの小物を尻目に付与をする。
コーラルピンクに物が照らされ、再び目を開けるとどこかキラキラした彼女が。
茶子
えっ!何これ凄い!
茶子
力が湧いてくる!
みぞれ
ロール何になったのだ?
茶子
ジャンプダンサー!
茶子
この人を惹きつける力で目標の新しいパフォーマンスが出来るかも!
茶子
ありがとう!
そう言うと、あれこれ一人で呟きながら新技を考え出したので、邪魔にならないようにそっとその場を後にした。
飛んだはいいが、私の立ち位置はまるで行列に並ぶ一端の客。

どうやら彼は、料理の提供スピードやそこそこのクオリティが売りで繁盛しているここでは働いていて、ご覧の通り目の回る忙しさらしい。

しばらく待って、やっと席に座れたかと思ったらすぐにご注文をお伺いしますと彼が来た
ぜんこぱす
ごめん…こんな多忙で…
みぞれ
むしろさっさと済ませちゃうのだ
私はあれこれ悩むフリをしてメニュー表で手を隠すと、小さく「ロール付与」と呟く。

アイスブルーに店内が光るが、皆目の前のことに夢中なのかさほど注目はされなかった。

彼はと言うと、ぱちくりと目を丸めると、端的に要件を伝えてそのまま走り去った。
ぜんこぱす
えーと、仕事人…
ぜんこぱす
能率のよい動きやその時ベストな行動を取れる…と
ぜんこぱす
めっちゃ便利!ありがとみぞれもん!
私は走り去る彼の背に手を振り、店と世界を後にした。
次に飛んだのはどこか故郷に似た雰囲気を感じるのどかな田舎。

歩いていると、農作業に精を出す彼女を見つけた。
出来るだけ大きな声で呼び、手を振ると彼女は一旦手を止めてこちらに歩いてきた。
Latte
はるばるお疲れ、ラストスパートだね
みぞれ
うん!明日から本格的に攻略できるよ!
Latte
頑張れ
頭を撫でられ、いい気分。
森の中に連れ込み、手を握ってロール付与。

周りの自然と同じ緑色の光が私らを包んでそれが収まったかと思うと、彼女は目を閉じて耳を澄ませていた。
その次は目を開いて辺りを見渡し、そして森の香を胸いっぱいに吸い込む。
Latte
ナイスホーク…ってすごい!
感動を水と一緒に流して抑え込むと、自身の感じたことを饒舌に語り出す。
Latte
五感がハッキリしてる…
Latte
ここからあそこの…さっきいた畑が鮮明に見える!
Latte
これを使って目標に尽力してみるよ、ありがとう
みぞれ
が、頑張ってね!
そう言うとLatteさんはふっと笑い、再び頭を撫でて畑へ帰って行った。
レイラー
はい、いらっしゃい
レイラー
ちなみに今5件中3件目
レイラー
2件は既に解決したから達成まで秒読みって感じかな
みぞれ
あっ早いですね…
レイラー
んね
レイラー
流石レベル1って感じ
出されたコーヒーが冷めるまで雑談を交わし、話題が尽きかけた時に「あ」と情けない声を揃えて思い出したかのようにロール付与をした。

名前通りの綺麗なアメジストのような紫に包まれ、未だけらけらと笑う彼女を見ると、ちゃっかりステータスは開いていた。
レイラー
んーと?「さつまといも」か
レイラー
へー、何陣営にもなれるんだ、完全潜入捜査向き
レイラー
ありがとう、これで残りも頑張ってみる
私は頑張れ、とエールを送って冷めたコーヒーを飲み干して世界を立ち去った。
着地した粗末な小屋には様々な野草が壁に掛けられており、机には図解付きで動き方が書かれた紙、ぱちぱちと弾けるように燃ゆ小枝が焚べられた囲炉裏、何度も継いで接がれた着物など、割と物で溢れかえってた。

ミニマリスト気味の彼が少しイラつきそうな空間、なんて思うと少し笑える気もする。
iemon
汚ったないやろ?ここ
みぞれ
ひゃあぁぁぁっ!?
音もなく背後から現れた彼に腰を抜かす。

彼はそれがツボにハマったのか、爆笑していた。
iemon
あははwすまんすまんw
iemon
ま、でもこれは努力の証やから邪険にしたりはせんよ
iemon
ただ…少し片付けるけど
なんて言いながら、揃って囲炉裏の傍へ座る。
久しぶりにロール付与をこんな落ち着いてやった気がする。

真っ青な光に視界を奪われたが、それも数秒のこと。
次いで目を開けると、彼は手を握っては離してを繰り返してた。
iemon
ん…まぁ、いい役ではあるか
みぞれ
何だったのだ?
iemon
スピードブースター
iemon
身体能力の大幅向上だってよ
みぞれ
何でも役立ちそうなのだ!
iemon
せやな
彼が出してくれた饅頭を食べ、糖分チャージもしたところで彼とは別れた。
まぁ…菓子さんに会えば帰る手段分かりそうだからまたすぐ会える気がしたけど
八幡宮
んば
みぞれ
二世界連続で驚かさないでください!?
八幡宮
あははは、ごめーん
八幡宮
でも私これで帰還目標達成しちゃった
みぞれ
え?
八幡宮
誰かと会うこと、でみぞれもんと会ったもん
みぞれ
あ、そっか…でもとりあえずロール付与
八幡宮
雑いな
砂漠には痛烈に、空のようなシアン色の光に包まれた。

再び目を開けると、彼女がワクワクした様子でこちらを見ていた。
八幡宮
私はムービングだった
みぞれ
へ、へぇ…
八幡宮
みぞれもんがいる世界ならどこでも飛べるらしい
八幡宮
あと私が直接だろうが間接だろうが手を繋いでる人も同じ
みぞれ
一緒に移動できるのはいい能力ですね
帰ろうとして、名前一覧を開くと隣の彼女の名前の横に「CLEAR」と記載されていることに気づく。

彼女にもその状況を共有すると、数秒の逡巡の後こう提案してきた。
八幡宮
よし分かった、全体チャットで私が報告しておく。
八幡宮
何か補足あったら後でしてくれ。
八幡宮
あと次のトリップ、菓子さんの所で具体的な展望を教えてもらおう
みぞれ
分かりました
八幡宮
じゃあ昨日今日と疲れているだろう、もう休むといい
そう促され、私は自分の世界に帰るとぱたりと倒れ伏すようにベットに向かい、夢の世界に誘われたのだった。
やっと全員書けたー😭達成感✨

次からレベル1の方の攻略です
サクサク行くぞー!

そこで皆さんに質問があります!!!

これまで通り1話ずつ日曜に出すか、それともその人分の攻略をまとめてばん!って出すかどっちがいいですか?

私的には書き溜めてるかつ日曜投稿なのは固定のでお気軽に選んでいただけたら幸いです!
ちなみに書き溜めなくなる即ち死

アンケート

攻略は
1話ずつ
74%
その人分まとめて
26%
投票数: 120票
いやいいんですよ、どうなったとしてもお茶濁しチャプターを作ればいいんです(遠い目)

投票お願いします!
そして閲覧ありがとうございました!

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