目が覚めると、相変わらず体はしんどかった
頭のズキズキも、寒気も何もかも収まらず、悪化していくばかりだった
こういう時、いるまくんがいてくれたら、看病してくれて、すぐに治るのになぁ…、
わたし、あのあと少し考えて、いるまくんが冷たい理由わかった気がするよ
わたしが、すちくんと仲良いからでしょ?
わたしはいるまくんだけなんだけどなぁ…、
持っかい薬を飲もうと、だるい体を起こし、リビングに向かおうとすると…
机の上に、水とお粥と薬が置かれたお盆が置いてあった
これ…いるまくんが…?
一緒に置いてあったメモを読む
わたしは、いるまくんの優しさに思わず涙が止まらなくなった
わたしのこと、こんなに大事にしてくれてるんだって
やっぱり、いるまくんには熱があることもお見通しだったんだな…笑
後でお礼言わなきゃ…
そう思いながら、いるまくんの作ってくれたお粥を1口食べる
今日は、朝から薬ばっかりで何も食べてなかったから余計に美味しく感じる
いるまくん、私に冷たくても、それでも優しくしてくれるんだな
明日、ちゃんと謝ろう
そして、言わなきゃ
…ありがとうって
次の日
微熱程度まで収まったため、リビングに向かうと、いつも通りいるまくんがいた
昨日は熱でしんどすぎて反応したり話しかけたりする余裕もなかったけど、今日はちゃんとお話しなきゃ
少し震える声でいるまくんを呼ぶ
すると、私のことを見てくれた
わたしは、迷った
その言葉が、いるまくんの優しさなのか、それとも風邪を移して欲しくないという意味なのか
なんとなく、いるまくんにうつしたくなくて、
と、少し涙目なのを隠して部屋に戻ろうとした
けど…
…!いつものいるまくん…、!!
そんなこんなで、その日はいるまくんがたくさん看病してくれた上に、沢山甘やかしてくれたため、次の日には完全に治ったとさ












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!