涼太side
「ねぇ____!!」
誰だろう。可愛らしい顔をしてる子供だ。
なのに、せっかくの可愛い顔が、泣いているせいでぐちゃぐちゃだ。
「____!!!」
子供の後ろにいるのは誰だろう。親だろうか。
怒っている。あ、遂に手を出した。可哀想に、。
「_____!!」
「_____!!」
「りょーた!!!」
「......え?!」
まさかの寝てしまっていたっぽい。
携帯から時間を見ると6時半で、部署には誰も
「おい。」
危ない。驚きで椅子から落ちるところだった。
「...急に大声だすな。」
「あぁ、ごめん。」
おはようの挨拶もなしにいきなり怒ってきたのは翔太だった。でも、部署には誰もいないとか思ってたのは普通に申し訳ない。
「あ、そーだ翔太。これ、」
そう言って俺は翔太のデスクの前まで行き書類を置く。
「書類、全部終わらせた。...です。」
「...は、」
手元に置かれた書類に目を通せばこちらを睨んでくる。
「あ、そのー、ち、違うよ、?確かに昨日のうちに終わらせろって言われてたのに今出しちゃったけど、本当は昨日のうちに終わらせてて、けど、....その、寝ちゃった、から。」
俺は昨日のうちに出していないことにキレているのかと思い必死に言い訳を並べる。
「...お前、1人だけで?昨日のうちに?」
「うん。...はい。」
「......ふん。もう戻れ。」
...何がふんだよぉ、。せっかく会社で寝てくくらい夜遅くまで仕事してたのに。
「ぁあ~、......てか翔太。笑......このブランケットとココアって翔太が用意してくれたの?笑」
そう言って俺は両手にブランケットとココアを持ちながら翔太を見て口角を上げた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!