第7話

大好きなココア。
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2026/02/28 09:32 更新
涼太side












「は、......別に、俺のじゃねぇよ。」
「え〜じゃあ誰のなのかなぁ?」
翔太の反応にさらに火がつく。

「知らねぇよ。......貸せ、俺が渡しとく。」
「いやいや、申し訳ないよ。ちゃんと顔見てお礼言いたいしな〜。」
「...........」


「だってぇ、俺が寝てるところにブランケットをかけてくれて、更に“俺の大好きなココア”まで用意してくれたんだよ?優しいよね〜。笑」
「あっそ.........。」

顔見られたくないからって仕事してる風で下向いてんのバレバレ。まぁどうやっても耳は隠れられないけどね。

「あれ、渡辺さぁん笑。耳赤いですよ?熱でもあるんですか〜?笑」
いける。もっと押せ自分。

「ねぇ渡辺さぁ」



「ん?!」












「...舘さんおはようございます。」

いきなり腕を引っ張られ、翔太のデスクから無理矢理剥がしたのは目黒だった。

「っぶな、」
危うくココアを、......“大好きなココア”を溢してしまうところだった。

「目黒、おはよ。......どうしたの?」

心なしか、目黒の表情はどこか怒っているように感じとれた。
「いや、なんでもないです。...渡辺さんもおはようございます。」
「......はよ。」
「舘さん、戻りますよ。」
「ぁ、先行ってていいよ。」
しばらくの沈黙の末、目黒が発した言葉は、
「…なんで。」
「え、あ、いやこれを、」
そう言って自分の両手に目配せをする。

「……ちっ、だから置いとけって。」
またもう一度舌打ちを放てば、そのまま部署から出ていってしまった。
「ね。渡辺さんもそう言ってますし。」
「ん、分かった、」
「ほら、デスク戻りましょ!」

ん〜、、。
何だろうこの感じ、。なんかモヤモヤするなぁ。





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