私が自分の欲望に気づいてから数日間たった。私は学校を休んでいた。あまりにも自分が欲望を持ってしまったという事実に耐えられなくて。こういう面では弱者だなぁ…。と思う。まあ、流石に買物に行かないとと思いながら。
ここ三日なにも食べてないのだ。そろそろお腹が悲鳴を上げてもおかしくはないだろう。
ほんっとうに馬鹿だ。買い物に行って良いことなんて、あるはずないのに。
私は一人暮らしだ。
あ、大丈夫。学校のお金は遠くに住んでいる親が振り込んでくれている。だから、学校に行かないととは思うがやはり立ち直れない。
少し話がずれたが私は一人暮らしなため料理も自分で、洗濯も自分でなどと家事全般を自分でやるためある程度のことは出来る。少し意外でしょ?
会計をしにレジに並ぼうと歩き出した、その時だった。
ドンッ💥
僕…?人間じゃない…?意味が分からない…
人間じゃないなら、貴方は一体誰…?
彼の声で現実に引き戻される
やべ。聞き逃すとこだった…!
〈麗依目線〉
変わったな。そう思った。彼女は明らかにこの前とは様子も考え方も違った。この前の彼女は“THE・完璧”だった。だが、欲望が自分の心にあったことがかなり心に来たのだろう。目の下にはクマができ、彼女はこの前より痩せていた。あの、感じじゃロクに学校にも行っていないだろう。それでも…、可愛らしいかぁ…。こりゃ、どーしたもんかな…
ごめんね、これを言って君の姿はもっと醜くなるだろう。それでも可愛らしいと感じた場合…もう一度、“あれ”をかけてあげるから。
ごめん。でもこれは絶対なんだ。
"bind one's heart"
バタッ
ワイワイガヤガヤ
あなたの下の名前の周りに野次馬たちが集まって来たとき。
そこにはもう、麗依の姿はなかったと言う…。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。