参組 +教師陣が
学園長室に直談判しに来た
だがしかし、晴明の言う計画は
不可能なのだ
学園長の言っている事は正しかった
京都の結界は京都という対象を守るためのものだから
「 京都には結界があるから入れない 」
と妖怪達も理解が出来るが
あなたの結界の場合は
元々が月の神ツクヨミの所有物であるために
結界の目的が分からない
よって
「 結界が何を守るのかが分からないから
何処にあるかがわからない 」
という現象が起きていた
それは手掛かりが一向に無い場所を
世界地図で探す事に等しかった
そして晴明が学園長に見せたものは
ちゃりん ...˖°˖⚝
それは
あなたの五芒星の耳飾りだった
そしてそれは
当時、安倍晴明が作った非常口だった
かつて晴明は桔梗の耳飾りに
" 入ろうと思う者が術を唱える事で
結界の主導権を持った者の意思を問わず入室出来る "
縛りをかけた物だった
その規格外の神業を例で例えるなら
家の所有者の協力無しに
視覚だけで家の鍵を見定め作り入る行為に等しい
…まぁ、
あの男は視覚だけで合鍵を作った
至ってシンプル、けれど
目の前の問題を破玉する為の優れた最適解
『 " だが爪が甘すぎる " 』
日本大悪妖怪 玉藻前 を
確かに晴明からしても
全盛期の酒呑童子は凛太郎の家で弱体化させたよりも
遥かに怖かった
そして学園長は晴明に向き合った
晴明の目を見てしっかりと向き合った
そして晴明も口を開いた
学園長にだって分かっていた
いや、気づかぬふりをしていた
晴明がどれほどあなたを想っているか、
晴明は珍しく怒っており
周りの皆んなは 「 あちゃー 」って顔していた
学園長は晴明に引いていた (
ぶっちゃけちゃうと
まじかよコイツ と思っていた
先程のげきおこ晴明とは違い
今度は穏やかに素直に
自分の想いを言葉に述べた
晴明は学園長の目を見て
学園長の心に語りかけるように
本音を続けた
晴明は再度手を伸ばした
目を見れば諦めたくないという思いが
伝わってくるようだった
そして学園長も等々
しぶしぶだが声を上げ
晴明の目をしっかり見た
その後景を見て
まるで誰かが ふわっ と笑ったようだった












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。