第258話

最高潮
1,195
2022/02/06 03:52
有岡side

俺が顎クイをした時、あなたの腕が動いて、あなたの手が俺の顔にのびてきた。




俺の顔を包むようにして優しく触れてくれた。




でも、すぐに山田がこれに気付いて俺とあなたを離した。




危うく、歌詞が飛ぶところだった。


俺、勘違いするなよ、あれはあなたが動けることを知らせたかっただけで、俺に何かしらの感情がある訳じゃない…………多分……。


山田涼介
一目見た時から
山田涼介
気持ちは揺るがない
山田の視線がこちらを向いた。


鋭い視線で、牽制するような感じで。


あれは演技なのか………本気なような気もしてくる。




だったら、俺だって負けない。

有岡大貴
誰よりも彼女のそば
有岡大貴
弾む笑い声聞いていたいから
あなたは俺だけを見てればいい

山田side
山田涼介
諦めはしない


ヤバ…大ちゃんスイッチ入ったな…


てかさっきの何?


あなた動けるようになってたし。


それ自体は良いんだけど、あなたの手、大ちゃんの顔触ってたよな……


俺されたことないのに………




でも、俺だって譲らないから。

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