side___あなた
ボールやネットを片し
スポドリを水道で片していた。
ズキッ
『っ……』
まただ、頭が痛い
私、どんだけ弱いのだろうね。笑
「あ、あの!」
声のする方に目をやると
そこには確かクラスメイトだった人がいた
「俺、ずっと見ていたんです…!あなたちゃんのこと!」
『そうなんだ』
「俺と連絡先交換しませんか…!」
勇気のある事をしてくれた
それより頭が痛すぎて話があまり入ってこなかった
『スマホ、部室だ…
また明日会えると思うからそれでもいい…?』
「はい!!…のと、大丈夫ですか?
なんだか顔色が」
『大丈夫大丈夫!またね』
と無理に作り笑いをし
その子を置いて体育館へ戻った
「お疲れっしたー!」
とみんなが挨拶をして体育館を後にした
今日はなんだか1人になりたくて
とある河川敷へ向かった
『こんな時間…誰もいないよね、笑』
「何してんの、こんなとこで」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえてきた
白布「なにしてんのって聞いてる」
『え…なんで』












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。