私は財閥の娘でありながら,
普通の共学校に通っているの.
何故かって?
「ごきげんよう」が飛び交うところに
いたら大変じゃない?息苦しくなるの.
だから学校ぐらいは自由に
友達と仲良くお喋りして
家とは違い,解放された空間で
生活を送りたかったの.
でも
私にはお友達が1人しかいない.
彼はマーク.カナダからやってきた
ごく一般な家庭の長男.
そして入学したての頃不慣れな私を
助けてくれた男の子.
明るく,優しく,私に対して
真正面から向き合ってくれる.
彼といる時は飾らずありのままの私でいる.
そんな彼に私は少し好意を寄せている.
彼のこう言うところが好き…
小テストのこと,忘れててよかった.
なんて口が裂けても言えないわ.












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。