第3話

II
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2021/08/27 04:32 更新



   わたくしは財閥の娘でありながら,
   普通の共学校に通っているの.


   何故かって?
   「ごきげんよう」が飛び交うところに
   いたら大変じゃない?息苦しくなるの.



   だから学校ぐらいは自由に
   友達と仲良くお喋りして
   家とは違い,解放された空間で
   生活を送りたかったの.






















   でも
   わたくしにはお友達が1人しかいない.
   









mark
お~い,あなた嬢~!!!!

   彼はマーク.カナダからやってきた
   ごく一般な家庭の長男.
   そして入学したての頃不慣れなわたくし
   助けてくれた男の子.
   明るく,優しく,わたくしに対して
   真正面から向き合ってくれる.
   彼といる時は飾らずありのままのわたくしでいる.


   

   そんな彼にわたくしは少し好意を寄せている.
you
その呼び方やめてよ,マーク.
mark
ごめんごめんㅎㅎ
あなた,2時間目の小テスト勉強した?
you
あっ,今日その日だった?
mark
うん,そうだよ!!
you
嘘でしょ……忘れてた.
mark
もうなにしてんの~ㅋㅋㅋ
今から一緒に覚えよう?
you
マーク…ㅠㅠ





   彼のこう言うところが好き…
   小テストのこと,忘れててよかった.
   なんて口が裂けても言えないわ.





















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