第32話

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2021/05/08 02:44 更新
テヒョン
…で、それからぐくにも会ったりとか、いっぱい思い出できて。お互い好きってわかって、付き合ったんだよね。
テヒョン
病気のことは、知ってた。死ぬ、ってこと以外は。



そこまで話して、顔をあげると、ぐくは目を丸くしたまま、こっちを見てた。





グク
…ほんとに、殺し屋、だったんですか、
テヒョン
うん、本当。
テヒョン
…だから、俺、じみなの隣にいる資格無いんだよ。



人を殺しまくったくせに。




幸せなんか望んでいいわけない。







ユンギ
……てひょん。
テヒョン
…はい、
ユンギ
本当に、いいのか?
グク
だめ、だめです、俺が…
テヒョン
ぐく。だめでしょ、お前まだ若いんだから。
グク
それはてひょにひょんだって…!!
テヒョン
…じみなのこと、頼んだよ。
グク
っ……!!


ぐくは、泣いた。



こういう、子だった。




昔からあまりにも優しかった。






















グク
はい、これ2人に買ってきました!
テヒョン
え、これすごい有名なやつじゃん、、
ジミン
かわいいこれ…!!!!
グク
ふふ、2個残っててよかったです!
テヒョン
2個って、、ぐくのは?
グク
僕のことはいいですよ〜ㅋㅋそういうの似合うのひょん達ですって!!









…そういう子だった。



自分の思いを隠して隠して、ひたすらに笑おうとして。





じみなと俺が付き合ったときも、すごく笑顔で、おめでとうございます!!と言った。









…もういいよ、






隠さなくて、いいよ。







ちゃんと、じみなを幸せにしてあげて。










テヒョン
先生、行きましょう。手術。
ユンギ
…わかった。


俺たちが歩き出すと、ぐくは唇をきゅうっと、噛み締めた。







グク
……てひょにひょん、
テヒョン
ん?
グク
俺…ごめんなさい、
テヒョン
…はぁ、ぐく。
テヒョン
そんな顔しないで。笑って送ってよ、俺のこと。



そう言うと、ぐくは少し戸惑ったあと、口角を無理矢理あげて涙を流しながら、笑った。





テヒョン
…俺、2人に会えてよかった。ばいばい。



そう呟き、俺は、また歩き出した。





……さよなら、さよなら、2人とも。





必ず、幸せになるんだよ。




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