第4話

触れられない距離
5
2026/05/02 05:37 更新
4話です!!!どぞ!!!


※ご本人様とは無関係です
※解釈違い・苦手な方は自衛お願いします🙇















ステージが終わる。

さっきまでの歓声が、嘘みたいに消えていく。

ライトが落ちて、
残るのは静かな裏の空気だけ。

🐉「……はぁ」

息を吐く。

いつも通りやったはずなのに、
妙に疲れている気がした。

理由なんて、分かってる。

🐉(……最悪)

さっきの視線。

さっきの声。

頭から離れない。

🔝「……」

少し離れた場所。

それでも、気配だけで分かる。

見なくても分かる距離に、あいつがいる。

🐉(見るなよ)

そう思うのに。

無意識に、目が向く。

一瞬、視線がぶつかる。

🐉「……っ」

すぐに逸らす。

でも遅い。

見られてたの、分かってる。

🔝「……なあ」

🐉「……何」

できるだけ、普通に。

何もないみたいに。

🔝「避けすぎ」

🐉「……は?」

🔝「分かりやすい」

🐉「別に」

🔝「別にじゃねえだろ」

一歩、近づく音。

🐉「……来んなって」

🔝「無理」

即答だった。

昔と同じ、迷いのなさ。

🐉(……やめろよ)

胸の奥が、ざわつく。

🔝「なあ」

🐉「……何」

🔝「いつまでそれ続けんの」

🐉「何が」

🔝「その距離」

🐉「……普通だろ」

🔝「普通じゃねえ」

即否定。

🐉「……」

言い返せない。

本当は、自分でも分かってる。

これが普通じゃないって。

🔝「前は」

🐉「……やめろ」

🔝「こんなんじゃなかった」

🐉「やめろって言ってんだろ」

思わず、声が強くなる。

一瞬、空気が止まる。

🐉「……勝手に過去持ち出してくんな」

🔝「勝手じゃねえだろ」

🐉「勝手だよ」

🔝「俺らのことだろ」

🐉「……もう終わってる」

それだけは、はっきり言う。

🔝「終わってねえ」

🐉「終わってる」

🔝「終わってねえって言ってんだろ」

声がぶつかる。

🐉(……なんで)

なんで、こんなことになってる。

🔝「じゃあなんで」

🐉「……」

🔝「なんで目逸らす」

🐉「……別に」

🔝「別にじゃねえ」

🐉「……うるさい」

🔝「図星だからだろ」

🐉「違う」

🔝「違わねえよ」

🐉「……違うって」

言葉に力が入らない。

それが、余計に悔しい。

🔝「なあ」

🐉「……」

🔝「なんかあったなら言えよ」

🐉「……何もない」

🔝「あるだろ」

🐉「ないって」

🔝「じゃあなんでそんな顔してんだよ」

🐉「……は?」

🔝「終わってる顔じゃねえだろ」

心臓が、大きく跳ねる。

🐉「……意味わかんない」

🔝「分かってるくせに」

🐉「分かってない」

🔝「嘘つけ」

🐉「うるさい」

強く言い切る。

これ以上、踏み込まれたくない。

🔝「……逃げてんの、お前だろ」

🐉「……っ」

言い返せない。

🐉「……違う」

小さく否定する。

でも、その声は弱い。

🔝「違わねえよ」

🐉「……」

🔝「じゃあ向き合えよ」

🐉「……無理」

ぽつりと、落ちる声。

🔝「なんで」

🐉「……無理だから」

それ以上は、言えない。

言ったら、全部壊れる。

🔝「……っ」

一瞬、言葉を飲み込む気配。

その沈黙が、逆に苦しい。

🐉「……もういい」

それだけ言って、背を向ける。

逃げるみたいに。

🔝「……待てよ」

🐉「無理」

振り返らないまま言う。

🐉「これ以上、無理」

その一言に、全部込める。

🔝「……」

それ以上、追ってこなかった。



☀️「……やばいな」

小さく呟く。

😆「ですね……」

😆「完全に、何かありますよね」

☀️「あるな」

😆「でも、聞ける空気じゃないですし…」

☀️「無理だろうな」

☀️「下手に触ったら、余計拗れる」

😆「……ですよね」



🐉「……はぁ」

一人になって、ようやく息を吐く。

抑えてたものが、一気に溢れそうになる。

🐉(……無理だろ)

あんなの。

何もなかったみたいに、なんて。

🐉(……できるわけない)

ぎゅっと、拳を握る。

思い出したくもないのに。

頭の中に、浮かびかける。

🐉「……最悪」

小さく、吐き捨てる。



――触れられないまま、距離だけが残った。










ウガァァァア,親指があ親指がぁぁぁ,😭
2000文字くらい書いちゃいました🥺
まぁ、?こんなことは置いといて、
どうでしたか!!?ドキドキワクワクしてくれましたか…?

次は原因がわかるのでお楽しみに!!

プリ小説オーディオドラマ