もし、この先私が垢抜けて、貴方に似合うと言われる人になれたらどうだろう。
もし、貴方が垢抜けた私を見たら、なんと言うだろう。
「あの時、付き合っておけばよかった」なんて言うだろうか?
それとも、「付き合わない?」とでも言うだろうか?
もし、そう言われたら、私はどう思うのだろう。
「あんな男、どこが良かったのかな」なんて思うのだろうか?
それとも、「やっと貴方と並べる私になった」と喜ぶのだろうか?
あるわけない未来を想像して、思考回路を巡らせた。
でもきっと、私の想像はどれも現実にはならない。
だって貴方は、きっと私が垢抜けたとしても、恋愛になんて興味はないと思うから。
これから先、私がどれだけ変わったって、貴方自身が変わらない限り、努力するだけ無駄。
こう思えば、私は貴方を諦められるだろうか…
将来、貴方に好きな人ができた時、私は素直に祝えるだろうか。
そもそも、その時まで私は貴方を諦められずにいるのだろうか?
もし、貴方に好きな人ができた時まで、諦められていなかったら、一番辛いのは、私だ。
もし、将来貴方に、会えるのなら、その時は笑顔でいたいな。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。