もし、この先私が垢抜けて、貴方に似合うと言われる人になれたらどうだろう。
もし、貴方が垢抜けた私を見たら、なんと言うだろう。
「あの時、付き合っておけばよかった」なんて言うだろうか?
それとも、「付き合わない?」とでも言うだろうか?
もし、そう言われたら、私はどう思うのだろう。
「あんな男、どこが良かったのかな」なんて思うのだろうか?
それとも、「やっと貴方と並べる私になった」と喜ぶのだろうか?
あるわけない未来を想像して、思考回路を巡らせた。
でもきっと、私の想像はどれも現実にはならない。
だって貴方は、きっと私が垢抜けたとしても、恋愛になんて興味はないと思うから。
これから先、私がどれだけ変わったって、貴方自身が変わらない限り、努力するだけ無駄。
こう思えば、私は貴方を諦められるだろうか…
将来、貴方に好きな人ができた時、私は素直に祝えるだろうか。
そもそも、その時まで私は貴方を諦められずにいるのだろうか?
もし、貴方に好きな人ができた時まで、諦められていなかったら、一番辛いのは、私だ。
もし、将来貴方に、会えるのなら、その時は笑顔でいたいな。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。