第16話

《限定キャラ特別話》 ミエトの夢
538
2026/03/21 06:39 更新
ずっと、暗い所にいた
ここは何処だろう、
そこは海の中のように、俺の体を奥底へと、穏やかに、引きずり込んでいく、
…ぁれ、
ローダンセ・ミエト
……ここは、
気づくと、見慣れた場所にいた
俺の、俺たちの故郷
まだ、

















燃やされる前の、
優しい故郷
みかさ
にぃちゃん!
ローダンセ・ミエト
いつもよりも幾分か幼い弟の声が頭に響く
ローダンセ・ミエト
みかさ…、?
みかさ
な、なんだよ、おれ今日はなんもしてないし
ローダンセ・ミエト
…ふ、そうだな、
いじけた弟のふわりとした、春の桜のような髪をひと撫でする、
みかさ
、んふ、くすぐったいよ、あにき、
みかさは文句を言いながらも、俺の手にするりとしてくる
なんともまぁ、
ローダンセ・ミエト
(愛らしいなぁ、)
そうか、
燃やされたのは、俺の夢だったんじゃないか、
だって、
ミエト、みかさ、ご飯よ〜!
母さんもあんなに元気なんだから、
ローダンセ・ミエト
…(泣きそうだなぁ、)
こんな幸せだったんだ、
いつもの日常が、
いつものこの風景が、
あら、ちょっとミエト、どうしたの、?
ローダンセ・ミエト
あれ、
俺は気づかぬ間に涙を流していた
みかさ
にぃちゃん、…?
母さんとみかさが心配そうに俺の顔を覗き込む
ローダンセ・ミエト
ぁ、いや、何でもないよ、
俺は両手で顔を覆い、必死に泣き顔を見せないようにする
いつもありがとね、お兄ちゃん、
ぽふっ、と、母さんに頭を撫でられる
こんなの、いつぶりだっけ、
いや、あれは夢だったんだ、
だって、母さんはここに–––––






















ローダンセ・ミエト
…ぇ?
見上げると、真っ赤な景色が広がっていた

いや、正確に言うと、焼けただれた母に突き飛ばされて泣いているみかさが俺の腕の中で泣いている姿が見えた
みかさ
おかぁさんッ、!?おかあさんッ!!
はやくッ!!お願いお兄ちゃんッ!?
キャ、という母の声が聞こえ、俺たちの家は全壊した
俺は呆然とした
ローダンセ・ミエト
な、なんで、、、?、夢、だったんじゃ、?
全壊した家の前に突っ立っていると、その壊れた隙間から、赤い液体がドロドロと流れていた
みかさ
にぃち、ゃ、…、ッ!?
ローダンセ・ミエト
なんでだょ、、せっかく、…取り戻したと思ったのに、ッ…
俺は心が折れてしまった
みかさを置いて、その場に座り込む
地面に額を擦り付け、泥をつけながら、涙を溢しながら呟いた









ローダンセ・ミエト
なんで俺は、ッこんなに不幸なんだ、…ッ
みかさ
あにき、!!あにき、!?
ゆさゆさと俺の体を掴んで叫ぶみかさの声も、どんどん遠くなっていく
ローダンセ・ミエト
ごめん、ごめんなさい、おかあさん、
そう、うずくまっていると
みかさ
ッぁ゙
ローダンセ・ミエト
…は、へ?
みかさの掠れ声と共に、ドロリとした液体が俺の身体にかかった
それはまるで、さっき流れていた、あの液体のようで
みかさ
…ごぷっ……
バタンっと倒れるみかさを、
俺は、ただ呆然と見つめるしかなかった
ローダンセ・ミエト
み、かさ、?
嘘だ
だって前は、みかさは
俺と一緒に







あれ、







俺と、






一緒に、…、?
















コンテニューしますか?
    はい  はい









ローダンセ・ミエト
ッは、…!…はぁ、ッはぁ、…
俺はベッドから飛び起きた
…ベッド、?
ふかふかなベット
爽やかな鳥の鳴き声
何もかも穏やかで、美しい故郷
ローダンセ・ミエト
な、んで、?
みかさ
あにき!!遅いぞぉ!
バタンっと扉を勢いよく開けるみかさ
どこも傷ついていない
愛しいままの、俺の弟
ローダンセ・ミエト
ッはく、…は、ッは、
みかさ
ぇ、どしたのにぃちゃ、
ギュゥッ
みかさ
!!ちょ///!?ッ何だよあにき!?//
ローダンセ・ミエト
ッみかさ、ッみかさ、ぁ、ッ
弟の前でみっともなく泣きじゃくる俺
そうだよな、夢だったんだよな、
みかさ
ねぇ、//ホント何?//
ローダンセ・ミエト
悪い、夢をみたんだ、
みかさ
、…だっせぇの、そんなんで泣くん?笑
ローダンセ・ミエト
ッだって、お前と母さんが–––––


















ローダンセ・ミエト
…え?
みかさ
……………………………
…………ッ…逃げなさ"ッぃ゙、…貴方、だけでも、
ローダンセ・ミエト
、母さん、?みか、さ、?
大丈夫、ずっと、一緒よ、
早く、お兄ちゃん、












ローダンセ・ミエト
ッッッぅ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!?!?!?









コンテニューしますか?








コンテニューしますか?


コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?コンテニューしますか?






ローダンセ・ミエト
もう、みかさと母さんが火に命を奪われて、何回目だろう、…はは、ッ、
ローダンセ・ミエト
なんで俺は、ッ、世界一大切な2人さえ……、ッ救えねぇんだよ、ッ
みかさ
あにき〜!
ああ、また
何も知らない愛しい弟
これから何があるのかなんて
何も知らない、弟










ローダンセ・ミエト
…助けて、








みかさ
あにき、
ローダンセ・ミエト
!!
今までとは違う、真っ白な世界
その世界で存在するのは、俺とみかさだけ


グイッ
みかさ
はやく、帰ろ〜よ、兄貴、
ローダンセ・ミエト
ッ、…ッ大きくなったなぁ、ッ





ああ、いつも俺は




お前に助けてもらってばっかだ


















ローダンセ・ミエト
ッは…!?ッぃ゙!?
みかさ
ぃ゙ッだぁ!?
みかさだ
大きくなった、
みかさ




そこですこしの茶々を入れる、
すこし間をおいたあと、
みかさ
ホントだよ、ずっと待ってたのにさぁ、ッ…
みかさが泣きそうな声で話す
そこで、あの風景が目に浮かんだ



ローダンセ・ミエト
…ごめんな、みかさ、
守れなくて、ごめん




いつも、助けてもらってばっかで、
ごめん、本当にごめんな、
みかさ
ッぅ゙~~~~~ッッ!!ッひッぐ、ッぅ゙…ぁ…
みかさは大粒の涙を流し、俺の胸に飛び込んだ
ローダンセ・ミエト
ただいま、
みかさ
ぉ゙かえりぃ゙…!!










ローダンセ・ミエト
よし、みかさ!
みかさ
何?
ローダンセ・ミエト
久しぶりにサンドイッチ作るか!
みかさ
!!うん!
ローダンセ・ミエト
作り方覚えてるか?
みかさ
なめんな!何回作ってるか分からんぐらい作ってるし!
ローダンセ・ミエト
お!じゃあ対決だな!
みかさ
絶対負けねぇ!







明雷らいと
あいつらやってんなぁ、笑
ころん
ホント、ミエトくんが目を覚ましてくれて良かったよ…、
さとみ
泣くなよ、もう目カピカピなってるだろ
ころん
なってない!!てかもう泣かないよ!
さとみ
…あとは、ロゼ団長がいたらいいんだけどな、
ころん
…そうだね、
明雷らいと
…絶対生きてる、ロゼは、
ころん
うん、探し続けよう、





メルト・ダ・テンシ
俺が審査員になる〜
ローダンセ・ミエト
メルトがやってくれるのか?ありがとな、
メルト・ダ・テンシ
撫でろ撫でろ〜
ローダンセ・ミエト
よ〜しよしよし
みかさ
あ!ずるい!
ローダンセ・ミエト
お?
みかさ
ニヤ顔きもい!!
ローダンセ・ミエト
素直じゃねぇの
みかさ
言ってろバカ兄貴!







プリ小説オーディオドラマ