第99話

闇夜の甘さに溶かされて 【 Br × kn 】
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2025/03/24 03:16 更新



( kn side )












最初はほんの出来心だった。


きんとき
ッ、ゃッ、やめてくださいッ、!!
mob
え〜?wいいじゃぁ〜んw
mob
1人でこんなとこ来るとか狙われ待ちでしょ?w一発ヤらせてよ〜w
きんとき
そんなんじゃッ、!!


ただ親への反抗心。



高校2年生で反抗期真っ盛りな俺は親と喧嘩して家を出てきた。

親は勉強などにうるさく、真面目な俺が好きだった。




それが嫌で、逃げたくなって、

何も考えずに財布とスマホを持って家を出て、向かった先はパチンコ屋やそーいう系が立ち並ぶ夜の街。




今まで親の言いなりでカラオケも行った事なかったし、もちろん夜遊びなんてしたこともない。

でも....楽しそう!!!







...っと、世間知らずの俺が入ったらすぐにこの様。

元々髪を伸ばせば女にも見える顔をしていた俺はナンパに声をかけられた。


チャラそうで、25歳ぐらいの2人組。



どうしたらいいのか分からず、恐怖と後悔に襲われる。




mob
いーじゃんいーじゃん、そこのラブホいこーぜ?♡
きんとき
ッッ...、



終わった。

恐怖で手に力が入らなくて、今にも腰が抜けそうで、2人に腕を掴まれている俺はそう確信した。















その時、1人の声がした。






???
ねぇ〜、君ら何やってるのぉ?
きんとき
ッ、...?
mob
あ?お前誰だよ。
???
あっれ〜?ここら辺で遊んでて僕のこと知らない?


ニコニコとして、緩く喋るその人はこの夜の街には似つかない黒いスーツを着ている。



誰なんだ...?この人......



mob
はぁ?知るかよ。
Broooock
僕さ〜、赤井瑠玖っていうんだけど、
mob
はッ....あッ、赤井ってッ...!?
mob
ちょッ...まッ、まさかッ.....赤井株式会社の若手社長のッ、!?



赤井株式会社....??
いつだったかニュースで見た、。

確か、潰れかけのここらの商店街を夜の街に変えて、再復帰させたっていう.....



Broooock
あはっwぴんぽーん!w
mob
ッッ、逃げるぞッ、!!
mob
あぁッ...!



そう言って走っていく男達。


助けてくれた....???




Broooock
も〜、ほんとに....ここはナンパ場所じゃないんですけどぉ〜っ!



そう言って去っていった背中に向かってべーっ、としている姿はとても凄い人には見えない。



きんとき
ぁッ、あのッ...!!助けていただいてありがとうございます、ッ!!



勢いよくばッ、と頭を下げる。


Broooock
いーよいーよwところで君、まだ未成年だよね〜?
きんとき
ぇぁ.....はッ、は...ぃ....、
Broooock
もぉ〜、未成年はこんなとこ来ちゃダメでしょ!何されるか分かんないよ?
きんとき
すみません、....
Broooock
じゃあ、家まで送るから帰ろ?
きんとき
ッ....かッ....帰りたく....なぃ...です、



今帰ったって、今までと何も変わらない。


このまま親の人形として敷かれたレールの上を進むだけの人間になる。
そんなの....嫌だ。



Broooock
......じゃあ....家、くる?













mob
はぁ.....何処にいったかと思ったら未成年を家に呼んだって.....どういうつもりですか瑠玖様、
Broooock
気分気分〜♪
mob
えぇっと...時様、ですね。
きんとき
はッ、はいッ!!
mob
瑠玖様がすみません、お家の方までお送り致します。
きんとき
ぁッ...ぃゃ...
Broooock
だーめ、この子は僕が見つけてきたんだから。
mob
瑠玖様、これ実質誘拐ですよ、?
Broooock
でも、同意の上ならいーでしょ?
mob
...3日経ったらお家にお返ししますからね。
Broooock
3日〜...?まぁダメだったら時くんと家出するね!
mob
はぁ...全く、
きんとき
お、俺3日だけで大丈夫ですっ!!
Broooock
そぉ〜、?時くんがそういうならいいけど...





その3日間は夢のような時間で、

ゲーセンに行ったり、カラオケに行ったり、

とにかく普段出来なかったことを沢山した。


そして今日はとうとう家に帰る日。

Broooock
時くん、ほんとに大丈夫...?
きんとき
はいっ!楽しい思い出を沢山ありがとうございました、!
Broooock
...連絡先、交換しよ?
きんとき
?はい...?
Broooock
また、連絡してくれたらいつでも連れ出すから!
きんとき
楽しみにしてます、w



瑠玖さんと別れ、久しぶりに家の中に入る。


きんとき
た、ただいま〜...


家は静まり帰っていた。

リビングに入ると、母さんがソファに座っていた。


こちらを見ようともしない。

きんとき
か、母さん...?
mob
ッ、ごめんなさい、時ッ、私貴方の事何も分かってなかったッ、


急に抱きしめられて泣いている母さん。

mob
本当にごめんなさいッ、
mob
家出するぐらいまで時を追い詰めてたのに気づかなくてッ...
mob
ダメな母親でほんとにごめんねッ...
きんとき
母さん、俺も、家出して心配かけてごめんなさい、
mob
いいのよ、時が無事なら、私はそれだけでいいわ、
きんとき
うん、ありがとうッ!
mob
さーてとッ!今日はご馳走にしましょうか!
きんとき
あ、と、父さんは...?
mob
あの人は時が家出してから泣いて泣いて...w
mob
今日は仕事に行ってるわ。帰ってきたらサプライズね!
きんとき
そーだねっ!!w



『母さんと父さんと仲直りしました!』

と瑠玖さんにメールを送ると、

『おめでと〜!』と返ってきた。




その後、
瑠玖さんと俺が付き合うのは、また別のお話...

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