side:佐藤
そして受かった人と顔合わせの日 。
もちろん男しかおらんくて 。
1人1人が自己紹介をする時になった 。
… もう 、" 女 " な時点で印象強いかもやけど
女でも色々出来るんやでってところ
見せてやりたくて3歳の頃からダンススクールに
通ってた技を生かしてヘッドスピンとか
バク転とか色々こなしてやった 笑
?《 すごない?》
?《 やば … 》
?《 超人やん … 》
《 っと 、、、佐藤あなた!
5歳になったばっかです 、!》
《《 ざわざわ 》》
《 女やからって舐めん
といてください!以上ですっ!》
みんなの反応はまばらやった 。
話しかけてくる人もたくさんおったけど
あんまピンッとくる人おらんかったわ … 笑
そしてその日はもうおしまいやった 。
《 なあ大ちゃん 、なんか人沢山おった 》
西畑《 ほんまに?俺もやりたい!》
《 大ちゃんは出来ないから無理やで!》
西畑《 えー 、だって
あなたと遊ぶ時間減るやん 、》
《 れんしゅーない時はあそぼ?》
西畑《 部屋きてな?》
《 うんっ!》
そして次の日 。めっちゃこれは記憶にある (笑)
初めて " いじめ " ?みたいなもんを受けた 。
初日に置いて帰ったレッスンシューズが
紐を解かれてゴミ箱に捨てられてたんや 。
泣きそうやった 。いや 、泣いてた 。
やけど 、そん時救世主が現れたんや 。
《 あれっ 、女の子ちゃう?》
?《 何しとん?》
《 え?あっ 、、、》
?《 うっわー 、、、紐解くとか悪質やな 》
?《 … 貸してみ 》
《 えっ 、!》
?《 わー 、リュータくんうっま〜い!笑 》
?《 うるさいわマトリ 笑
ほら 、出来たで 》
《 … っありがとうございます 、!えっと … 》
?《 あ 、名前!俺な 、林真鳥って
言います!まとくんって呼んでな〜!》
《 まとくん … !》
林《 かわい〜っ!》
?《 室龍太です 。呼び方は … 特に 》
《 じゃあ 、室くん 》
室《 いや距離感遠ない?笑
真鳥はまとくんなんに?笑笑 》
林《 まあでもそんな感じするよな 笑 》
室《 うっさいわ!笑 》
《 ふふっ 、笑 》
そこで初めて喋ったのが室と真鳥やった 。
多分 、初めて喋ったから記憶にあるんや 笑
2人のお陰で 、桐山や濵田とか
とも仲良くなれたんやで?笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。