今時刻は夜の10時
いつもなら帰ってきているはずの彼氏が、なかなか帰ってきません…
ため息をつきながら、乾燥させた洗濯物をかごに移した
私、洗濯物を畳むのが苦手なんです。
なんだか虚しい気分になっちゃって…
それでも、やらなきゃいけない…
私は憂鬱になりながらリビングへ入った
いつも一緒に過ごしていると案外気付かないけれど、
てひょんくんって意外とおっきいんだなぁ…
罪悪感はあったけど、私はそのシャツをパーカーの上から羽織ってみる
これっていわゆる、「彼シャツ」…///
てひょんくんが着るとぴったりなそのシャツは
私が着ると、太ももくらいまで長さがあり、袖もだぼだぼだった
私はその袖を顔に近づけて
深くゆっくりと息を吸った
私はさっきまで顔のところにあった両腕を自分に絡めた
そのシャツは冷たいはずなのに、とても暖かい気持ちになれた
ガチャ
え、インターホンなってたっけ?!
あ、終わった
そうです、あなたが今指さしてるのは間違いなくあなたのシャツです()
それにパーカーの上から着てるのって変だよね?()
私はてひょんくんを抱きしめた
どうやら彼は私を照れさせるのが上手みたいです
𝑒𝑛𝑑













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!