朝私は登校しようとしていた
なのに何故か家の前にアイマスクをつけた変なやつがいた
あと変な前髪のやつ
はぁ…めんどくせえなあ
私はこの人達に親を殺されてる
そしてそのせいで体に傷がついている
家族をあの人達は見捨てたのだ
私は両親が死んだあと呪力を操る力が覚醒して呪霊を殺してしまった らしい
でも私はヒーローになりたい
そのために雄英に通っている
……なんで
なんでこうもヒーローは私の幸せを奪うの?
A組のみんなともっと話すの楽しみだったのに…
あーいやいや
私は入口から顔だけをのぞかせた 多分今 私は酷い顔をしている
嗚咽も
過呼吸も
止まらない
何も考えたくない
頭が痛い
喉から変な音が鳴る
気持ち悪い
これは 呪術師に対する気持ちとかも混ぜたものだ
…雄英体育祭 あと2日だったのになあ
嫌だよやっぱり
別れってこんなに寂しいものだっけ
胃がギューってなって
目が暑くて
なんだか笑えなくて
人肌が恋しくて
辛いのかも
先生に私は抱きついた あくまで今は私たちは「別れ際の先生と生徒」だからだ
その後私たちは帰りの時間まで ゲームをして 映画を見て 連絡先を交換して
沢山沢山楽しんだ
あっという間だった
みんなと会ってからちょっとしかたって居ないはずなのに
優しいんだな この子達は
焦凍は幼馴染だ 幼稚園から同じの
またね とはいえなかった
呪術師はとても危なくて忙しくて人手不足
だからきっと
無理だ
逢いに行くとか言ったけれど
と、消太が来た
消太は私のことを小さい頃からよく見てくれていた
いわば恩師でもあり
親代わりでもあり
もう家族の1部である
そして【恋人】でもある
…頭に暖かい感触がする
ゴツゴツしてて硬いのに 優しくて暖かくて
心まで暖かくなる
この人の低い声は不思議だ
体全身に響いて
こころにものうにもひびいて
なんだか安心する
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。