あなたside
私は部屋に行った
泣きたくて仕方なかった
私の大切な人は必ずいなくなる
いつかGENERATIONSもいなくなっちゃうんじゃないかって怖くなる
そんな事考えてたらさ
コンコンコン
ノック音が聞こえてきた
涙が溜まってる瞳を擦って笑顔で部屋に入れた
こいつの言ってくることは正しい
いちいち私の胸に刺さってくる
ギュッ
私の視界は真っ暗になった
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翔太side
この会話を玲於以外のメンバーとドアの向こうで聞いていた
玲於がいてくれてよかった...
GENERATIONSがいてくれてよかった...
もしかしたら今回はあなたの心は閉ざさなくなるかもしれない
俺はみんなの優しさに涙が止まらなかった
溢れて溢れて
涙の止め方さえも分からなくなった
こんな優しい人達に囲まれて俺は幸せだ
涙がもう枯れるくらい泣いた
これ以上出ないでしょってくらい
こんなに泣くことは二度とないかな
1つある…それは...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。