第14話

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2025/12/25 23:02 更新

あなた
…っ、。
とてつもない頭痛で目を覚ます
白に統一された部屋
そして少し鼻につく薬品の匂い。
…医務室か。
周りに誰の気配も感じない
…なら、逃げるなら今か。
si
何逃げようとしてんのさ
扉に手をかけたところで後ろにぐいっと引かれる
…気配は感じなかったはずなのに
si
体調は?大丈夫?
あなた
…大丈夫ですよ元々。
si
大丈夫だったら倒れてないってば。
si
とりあえず点滴それ終わるまでは医務室にいてね
あなた
何分くらいかかりますかね。
si
うーん。30分くらいじゃない?
あなた
…そうですか。
気まずい。
しんぺい神様怒ると怖いんだよな。この人
と言うか午後からは書類をする予定だったんだけどこの様子じゃ無理そうか。
…暇だな。
si
…あなたちゃん。質問いいかな。
あなた
私に答えられる範囲ならどうぞ。
突如として投げかけられる質問
…気まずいならほっとけばいいのに。
si
あなたちゃんはなんでそこまで金にこだわるん?
…この人はなんなんだ。
あなた
…別に特に理由はありませんよ。
あなた
ただ、金が1番信用出来るってだけです。
si
…それだけ?
あなた
それだけって、それだけですよ。
どうしてそこまで私を気にかけるんだろう。
所詮、たまたま同じ組織の幹部ってだけの関係なのに
金よりも信頼出来るものなんてない。
絆がどうだか、仲間だからなんとか。
そんなもの、見かけでしかないのに。
si
…俺達は信用出来ない?
あなた
…何が言いたいんですか?
si
そんな体ボロボロになるまで誰にも頼らないって、そこまで俺達は信用出来ない?
…面倒くさいな。
もう、これを振りほどいてまで逃げてしまった方が楽なんじゃないか?
そう思い始めた時、不意に医務室の扉が叩かれる
kn
ペ神!入るで〜!!
si
コネシマ?なんでここに?
kn
ん?あ〜!グルッペンがなペ神を呼んできてくれって言っとったから呼びに来てん!
si
あ〜、マジ?オッケー行くわ
そう言うとすぐに部屋を出ていくしんぺい神様
それとは反対に部屋に残ったコネシマ様
…聞かれてた?
kn
すまんな。聞くつもりはなかったんよ。
あなた
…いいですよ。別に。
kn
…でもな、俺あなたの言いたいことすっげぇ分かるねん。
kn
絆とか、仲間とか俺そう言う綺麗事めっちゃ嫌いやし
kn
そんな、いつなくなるかも分からんものを信じるくらいなら金の方が信じれるよな。
あなた
…何が言いたいんです?
一方的
とてつもなく一方的に淡々と話をし続けるコネシマ様は何が言いたいのか
同情か、それとも共感か
kn
…別になんもないけどな。
kn
気張りすぎんなよってだけや
私が寝ているベッドのすぐ側の椅子に腰掛けるコネシマ様
心配してくれてるのか。
あなた
…すみません。
kn
…なんか悪いことでもしたんか?
あなた
直接的にはしてないと思います。でもこうしてコネシマ様を始め、皆様に迷惑をかけています。
kn
それはないわな。
kn
あなたはもっと自分を大事にし。

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