またまたやってきた、キリングパート決め。
今回はキリングパートはしなくていい。ただその代わり、サンウォニとは一緒で。
ここでサンウォニと組めなきゃ意味が無い。
サンウォニは取られたくない。
そっか。……大丈夫かな。
サンウォニはきっと…なれる、はず。
だけど私のこと考えて…。
まあ、やってみるか。
…
話し合いの結果、イ・リオがリーダーを務めることに。
イ・リオ。前にも思い出していたけれど、彼もTrainee Aだった。
変わらず私はゆっくりと手を上げる。
もちろん、候補者は他にもいる。
私はすぐにサンウォニの隣へ駆け付けた。
それに気づいたサンウォニはクスクスと笑う。
何分か練習時間が与えられる。
サンウォニと私は練習を始めた。リードはサンウォニだった。
サンウォニは私の体に触れる。
ああ、気まずい。
恥ずかしい。振り付け自体は知っていたけれど、あまりにも近距離すぎて…。
サンウォニも無言。きっと同じ気持ちなんだろう。
そんなこと言われたら余計意識してしまう!
サンウォニの手の温もりが、私を反応させる。
これ無理かもしれない。
震えた声で言う。
絶対、大丈夫じゃない。
私は前回と同様、鏡の前に立つ。
そして曲が流れ、サンウォニと同時に動く。
今回はサンウォニがそばに居る。だからあまり緊張しなかった。
そして私がサンウォニに顎クイをするシーン……。
見ていた皆も叫ぶほどだった。
色気がとまらない。
見られるのはやっぱり抵抗がある。まず踊るのも。
でも、やっぱり楽しくて。
サンウォニと踊ることが、夢で。嬉しくて。
それを皆に知って欲しかった。
全ての候補者の披露が終わり、投票に移る。
……ここは言うまでもなく、サンウォニが選ばれた。
女子は…。
みんな、拍手をしてくれた。
信じられない、という気持ちもありながら、安心した。
ここからが本番。
さあ、サンウォニ。共に新たな一歩を。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!