緑色side
あの後俺は空いてる部屋を貸してもらうことになった。
流石に申し訳なかったから断ろうとしてたんだけど
と言われた
そう思いながら俺はノートパソコンとスマホを机の上に置いた
WiFiは何故か繋がっている
本当はここで死のうと思ってたんだけど…みんな俺を殺そうとはしなさそう
そう呟き俺は扉を開ける
ガチャ
扉を開けて目の前に居たのはばどきょーさん
俺はびっくりして体が強ばった
しどろもどろになりながらもそう答える
目は合わせられない。
人外だと分かっていても、見た目が人だし何より顔が怖いから未だにばどきょーさんは苦手だ
そんなでかいのか…
俺は一人で行ったほうが楽だし、変な気も使わないで探索できるけど……
この館大きいらしいし、迷子になったらどうしよう
あの後話しながら探索していると、この人の性格がわかってきた
顔は怖くて不器用だけど、優しくて気配りが出来る人
自分の利益が揺らぐとダメダメばっかり言うところ
自分以外は全員下って思ってるところ
本当、この街の人間そっくり
そう笑顔で答えるきょーさん
死にたくて逃げてきた人間
生きたくて逃げてきた天使














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!