第24話

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2024/04/13 07:21 更新
朔夜
……、
クソッ…!あのバケモノめ…!
あいつには人間の血を混ぜやったのに…!
紫の奴が邪魔なのと、
鬼神様の思考を停止させない限りは奴が来る。
朔夜
……まぁ…いっか…♡
またの機会をお待ちしておりますよ。鬼神様♡
この、鬼の巣食う村の館の中で…
鬼神希
車乗れ〜、
翠夜 幽
ホントニ帰シテクレルノ?
鬼神希
あぁ…多分な。
白鳴 ぴく
もうちょっといたかった〜…
赤倉 玲優
いや、あの状態で?!無理でしょ?!
白鳴 ぴく
うるさーい。
八本 紺
せーんせい。よかったね…♡
鬼神希
((ゾクッ…、
八本 紺
でも、もう思い出さないほうがいいよ〜
鬼神希
……お、う…?
……蒼鬼には無理をさせた気がする。
…あの……あれ…?何を思い出そうとして…?
黃亥 強也
はよ、乗れ。
鬼神希
運転するのは俺だが??
いいや、思い出せたらで。
八本 紺
鬼神希
……、
運転しながらずっと考えていた。
思い出そう、思い出そうとして。
何も思い出せなくて小さい声で唸る。
鬼神希
……眠い…、
このまま運転するのは危険すぎる。
邪魔にならないところに置いて寝るか…
鬼神希
よし…、スースー…
蒼鬼 らだ
……んん…、あれ…?
車が止まってる?
車が止まってることに驚いて運転席を見る。
するとそこで、希がすやすやと眠っているのを見た。
起こそうかなって思ったけど
幸せそうに寝てるみたいだから、
自分の上着を掛けるだけにした。
鬼神希
…ん……、
起こしかけたがセーフ。
蒼鬼 らだ
……かわい…、
今は黙っておこう、
先生自身に解いてもらわなきゃ。
蒼鬼 らだ
((チュッ…
そっとキスをしてもう一度寝た。
白鳴 ぴく
…ゴフッ((吐血
なにあれ?!
のののののの、希と、ら、らっでぃががが、



 キス?!?!?!


きゃーーー!!!最高ーーー!!
白鳴 ぴく
うわ…写真撮っておけばよかった…。
鬼神希
……ん…んん…?
えっと…何してたんだっけな…。
あ…寝てたのか…。
蒼鬼 らだ
せんせー、起きた?
鬼神希
ぁ…おき…、
蒼鬼 らだ
寝ぼけてやんのー、笑
何かが掛かっているような気がしたから下を向くと、
いつも蒼鬼が着ている青と黄色のボーダーの服だった。
申し訳ないと思って返そうとしたら、
蒼鬼 らだ
ん?いいよー、
それ着といて寒いでしょ?
鬼神希
でも、蒼鬼が、
蒼鬼 らだ
いいから着といて
鬼神希
ぁッ…、((ゾクッ
耳元で話されてゾクッとしたがまぁいいだろう。
いつもの服で隠されていない腕には、
縄で締め付けられた跡や痣がたくさんあった。
見てるだけ自分が苦しくなるのはなんでだろうか。
蒼鬼 らだ
せんせーはさ、
なんで俺らを否定したりしなかったの?
せんせーにそう聞いてみた。
もちろん無理にとは言わないけど、
気になったから、好きだから、もっと知りたいから。
いやいやそんな生ぬるいもんじゃないか…、
鬼神希
………。
沈黙の後、せんせーは言った。
鬼神希
……理由なんかないよ。
……ちょっとだけ、涙が出そうだった。
………せんせーは嘘を吐いてまで、
…俺たちの幸せを願ってくれていた。

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