第9話

子犬系男子Ⅰ.🦅
862
2020/08/05 05:09 更新
高2の6月、
クラス替えしてから初めての席替えが行われた。

運良く窓側の1番後ろになった私は、
やったーこれで授業中寝ててもバレない♪
なんて呑気に考えていた。

席を動かして早速机に突っ伏しようとしたら、目の前の席に座った松村?

とやらが何故かじっと私の方をみてくる。

彼は授業中に寝たり抜け出したりするサボり気味の私と違って、
しっかりノート取ってるタイプの真面目くんで、
友達いるの?ってくらいにいつも1人で本を読んでいるイメージ。

そんな彼が何故私を見つめているのか、
全然見当がつかない。

「あ、あのー。松村くん、だったよね?私の顔に何かついてる??」

『い、いや!僕はただ、。えーっと。その。』

「?」

『す、す、好きです!』

「.... 」

『あの、あなたさん?』

「はぁぁぁぁぁあ!?」

『うっわ、びっっくりしたぁ、。
いきなり大きい声出さないでくださいよ笑』

「いやいやこっちの方が驚いてるんですけど!?なに?私を好き?はぁ?」

『一目惚れですね。
入学した時からずっと見てました/// 近くの席になれたからチャンスだと思って... はぁ、やっぱりあなたさんかわいい。。』

「ずっと見てました/// じゃないわ!怖い!だめだ、理解が追いついてない」

「てか、君そんなキャラだった?もっと喋らない人だと思ってた。
なんなら私のこといつのまにか名前で呼んでるのも、ちょっとよくわかんないわ〜」

『あなたさんも僕のこと名前で呼んでくださいよ!北斗♡でもほく♡でもなんでもいいですよ?』

「いちいち♡つけるのやめてくれない?寒気してきた、、」

「まぁ、、とりあえず北斗って呼ぶよ。
ちょっと頭の整理したいから前向いてくれない?そして話しかけないでね。。」

『うぅ、。さみしいけど、あなたさんの頼みなら... 仕方ないですね🥺』

仔犬のようにシュンとした顔をして前を向いた北斗に、私は頭を抱えるしかなかった。

プリ小説オーディオドラマ