あのままスピードを止めずに走り続けてついた家。
私をトップ校にいれるだけの経済力がある家。
家族四人で住むには大きいその家は、私の虐められる原因の1つだ。
この光景だけ見たら、何不自由ない、幸せな家庭だろう。
いや、私の家庭はごく普通だ。
ただ、お兄ちゃんと、両親の職業が歪なだけ、。
この会話はたぶん、普通の家庭にはない会話だろう。
お兄ちゃんは、シュアオッパは人気俳優だ。
オッパを褒めるオンマも、元人気モデルで、今は人気アナウンサー。
そのアッパは、韓国で1番難しいと言われるソウル大学の名誉教授。
この三人が私は大好きだけど、大嫌い。
虐められている原因は、この私の歪な家族と、
私の頭の良さ。
正直に、私は頭がいい。
そりゃ、アナウンサーと名誉教授の娘だもの。
私の努力もあるけど、大半が遺伝だろう。
オッパも頭がいいし、私もその上努力で国内模試はいつも1位だし、学校順位はいつも1番。
そんな私が、気に入らない。
5階建ての私の家には一人一階の家、?みたいなのがある。
一階がリビングで、2階がオンマの部屋。
三階はアッパの部屋で4階が私。
そして5階がシュアオッパの部屋。
たぶん一階が1番広くて、過ごしやすいけど、私は一階が嫌い。
だって、あの三人と一緒だよ?嫌になる。
いや、辛くなる。罪悪感でいっぱいになる。
しかも一階一階にトイレとお風呂、部屋が6つずつ、小さいキッチンがあるから正直、自分の階だけで暮らして行ける。
いつか、お友達を家に呼びたいなぁ、と妄想しながら、小学校の頃から出来たことない友達を想像してみる。
こんな歪な家族のせいで、小、中、高といじめられているんだもん。
友達なんて出来るはずないよね。
そう思っているとき。インターホンがなった。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。