シュアside
珍しくボロボロで帰ってきたあなた。
今日はこっぴどくやられたんだなぁ、とオンマと目を合わせながら話す。
多分あなたは小学校の時から虐められている。
あなたの手紙だけクシャクシャだったり、
あなたのランドセルにたくさんの石や、砂が入っていたこともあった。
赦せなかった。
あなたは僕が中学生のときに出来た妹だった。
可愛くて、ふわふわで、小さくて、
小さい頃から、赤ちゃんとは思えないくらい可愛くて、僕は溺愛していた。
でも、その笑顔はあなたが歳を重ねるごとに亡くなって、あなたは上辺だけの笑顔が得意になった。
ふとそう声を出したとき、無機質なインターホンがなった。
見覚えがない顔であなたの学校の制服を来て、息切れをしている。
友達?彼氏じゃなく?
僕が開けたドアから僕と同じくらいの背の高さの高校生が入って来て、不思議そうに僕に尋ねた。
流石、とでもいうべきか、おぼつくことなく僕の質問に的確に答える。
警戒心の欠片もないオンマに足止めしてたジョンハンとか言うやつを入れられてしまい、もう太刀打ち出来なくなる。
あいつがいじめっ子だったらオンマはどうするんだよ、!
そういうオンマに僕は何も言えなくなって、静かにまたリビングに戻った。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!