どうしたんだろう。
零の声が止まった。声にも動揺が見られた。
零らしくない。
誰が来たんだろう。
入口の方に目をやると、
見た事のある人が立っていた。
2人とも思った。
「「まずい。」」
私、ここに来なきゃ良かった。
私を隠そうと、零がとっさに前に出る。
私は、スマホに逃げる。
そして、メールを送る。
「助けて」って。
見覚えのある、二人の刑事がいた。
わゎ、高木……だと?
声、ほぼ高木渉じゃねぇか!
これは偶然か?それとも偽名なのか?
風見に調べても〜らぉ!
視線を感じる。
もう一人のものだろう。
鋭く、私に突き刺さるのを感じる。
佐藤美和子。巡査部長。警視庁捜査一課の刑事。
前に、彼女に捕まったことがある。
言い忘れたが、緑岡瑞希は
私の”使い捨て偽名”の”一つ”である。
なんで捕まったって?
それはね……。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。