第31話

30話「選ぶことは、誰かを傷つけることじゃない」
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2025/09/11 11:08 更新
📍夕暮れの時透邸前。風が静かに吹いている。
(なまえ)
あなた
義勇さん……今日、少しだけお話してもいいですか?
冨岡義勇
……ああ
(なまえ)
あなた
この前、名前で呼んでくれて……嬉しかったです
(なまえ)
あなた
ずっと、義勇さんの沈黙に支えられていた気がします
冨岡義勇
……言葉にするのが、怖かった
冨岡義勇
でも、名前で呼びたいと思った。それだけは、ずっと
(なまえ)
あなた
私も、怖かったです。誰かを選ぶことが、誰かを傷つける気がして
(なまえ)
あなた
でも、師範は言ってくれました。“選ぶことは、誰かを傷つけることじゃない”って
冨岡義勇
……時透は、優しいな
(なまえ)
あなた
うん。とても優しいです。だからこそ、私はちゃんと向き合いたいと思いました
冨岡義勇
……あなた
(なまえ)
あなた
私は、義勇さんの隣に立ちたいです
(なまえ)
あなた
沈黙でも、言葉でも、義勇さんがくれるものを、ちゃんと受け止めたい
冨岡義勇
(それでも……俺は不器用だ。言葉も、距離も、うまくできない)
(なまえ)
あなた
それでもいいです。義勇さんが“私を見てくれる”なら、それだけで
冨岡義勇
(……それでも、隣に立ちたいと思った)
冨岡義勇
……わかった。俺も、隣に立ってみたいと思う
📍風が吹いて、夕暮れの空が少しだけ明るく見えた。
二人の距離が、沈黙の中で確かに近づいていた。

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