らっだぁ達に手紙を送った。
数日後には届くことだろう。
よし、準備完了だ。
アンケート
知らない国
41%
知り合いのいる国
59%
投票数: 222票
ペラペラと国が紹介されている冊子を歩きながら捲っていく。
えっと、何何?
「国王様に絶対王政」…却下かな、
「差別が無い国」…怪しいよね。絶対あるよ。
…そういえば、未だに「顔」の差別はあるらしい。
らっだぁ達とか、なくそうとしている人も少なくは無いのに。
馬鹿だなぁ
人は見かけによらないのに
どん、
誰かと肩がぶつかってしまった。
弾みに手に持っていた冊子を落とす。
こう言うのには関わらない方が一番いい。
…面倒くさい。
スルーして行こうとするとガシッと肩を掴まれる。
はぁっとため息をついて、ぱさりとフードを外す。
トラウマになっても知らないよ。
その顔を見た途端、彼らは固まりなにかおぞましいものでも見るかのように顔を青ざめさせる
1人の拳がこちらへ飛んでくる。
ぱしっ、
くすりと不敵に笑ったその笑顔に気圧されたように
彼等は逃げていった。
コロコロと笑い声が響く。
私は死なないから。
「殺してやる」
憎しみとは、
この世で最も醜く、そして粘着質だ。
きらり、
手に持つナイフが光る。
楽しそうに話やがって、俺の面目丸つぶれだ。
その背中を見て、ふつふつと怒りが湧く、
路地裏から、飛び出して背中から刺してやろう。
そう思った時だった。
なんでバレて…
あの煙野郎は弱そうだし、
男共から殺ってやろうと思った。
そう考えていた。
ぽたっ、
冷や汗がでて、地面にぶつかる音がする。
奴は口をパクパクさせてなにか伝えようとしているようだ。
そ
れ
以
上
こ
っ
ち
に
来
て
み
ろ
奴はにやりと笑った。
さっきの男より不敵。
自分の中に恐怖が生まれる。
とたとたっと慌てて走っていく音を聞きながら
彼等の方を向き直す。


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。