樹「あなた!」
あなた「…え、樹?」
見慣れない車の窓から顔をだす樹。
あなた「免許とったの!?」
樹「うん、ほら隣空いてますよー」
助手席を指さす樹。
樹の隣に座れば頬に軽くキスされる。
樹「びっくりした?」
あなた「するよ、いつの間に、」
そのままドライブデートをする。
樹が運転するのを無意識に見つめていたようで、
樹「…そんな見んなよ、事故る。」
あなた「えぇそれは困る。」
視線を正面に戻すと、手を握られた。
樹「全く見ないでとは言ってないじゃん」
あなた「なんなよ、笑
…やばいね、樹が運転してんの」
樹「なんだよそれ、向いてない?」
あなた「違うよ、かっこいいなって思ったの」
樹「っねえ、まじ事故るよ?」
あなた「もう褒めるのやめる」
樹「それは違うじゃん?」
あなた「ちゃんと運転してくださーい」
運転する樹の手つき、目線。
全部がかっこよくて。
こんなこと言ったら調子乗るから言わないけど!
あなた「また乗せてね?」
樹「あたりまえ
てか、あなた乗せるために免許取ったようなもんだし」
あなた「…かっこいいこと言うね?」
樹「あなたにしか言いませんー」











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。