臼杵 春希side
ふわふわしてそうな雰囲気だが、誰よりもやべー思考回路をしているオスマン。まぁそれがいいところなんだけど。
オスマンはひかるとも仲が良い。
ひかるに最初に言おうと思ってたのに…。ま、いいか。
言ってしまったものは取り返しがつかない。
寂しいと言ってくれる人がいるだけで、少し胸が温まる。
きっとひかるも『寂しい』と言ってくれるだろう。でも、報告できないのは、ひかるが別の言葉を待っているから。
ニヤニヤしているオスマン。
ドヤ顔だけされて、意味が分からずエミさんのところに行くことになった。
と言ってもエミさんとは同じクラスだからちょうどいいんだけど。
オスマンは自分のクラスでもないのにズカズカと入って、エミさんの机の前にドンッと立った。
エミさんが…?付き合っ。
まさか。まさか、な。
そんな……。いや、おめでとう、か。
会いたいから好き、か。そんなこと分かってるのにな。
行動にしないと意味ないよな。
話す理由……?
俺がひかると話す理由ってなんだ?なんで一緒に帰ったり、遊んだりするようになったっけ。
好きだから話したい。
好きだから会いたい。
確かにそう思う。そう思うけど……。
誰か言うチャンスを作ってくれないかな。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。