僕の過去の話。
これを聞いたらヒョンは僕のことを嫌うと思う。
でもそれでいいんだ。僕はヒョンに嫌われたいから。
一日だけでも君の恋人でいられて幸せだったよ。
そう、僕は昔、人をいじめていた。
なぜならそいつは僕の大切な人を奪ったから。
その大切な人というのは
僕のたった一人の幼馴染であり、
親友だったヒョンジンというやつだ。
幼稚園の頃から仲が良く、
小学校の頃もずっと一緒にいた。
それなのに....中学校に入ってから、
ヒョンジンには恋人ができた。
スンミンというやつだ。
そいつは僕よりかっこよくて勉強もできて、
クラスの人気者だった。
いつのまにかヒョンジンはスンミンと仲良くなり、
次第に付き合うようになった。
それからヒョンジンは僕のことは忘れたかの
ように常にすんみんといっしょにいた。
久しぶりにヒョンジンに話しかけたら、
スンミンが嫉妬するから他の男とは
もう喋らないようにしたいと言われた。
意味がわからなかった。
あいつは親友を捨てたんだ。
いや、あいつにとって僕はただの友達、
だったのかもしれないな。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!