前回
「よ、あなたの名字」
呼びかけられ、わたしは声のする方向を見た
『へ...?』
『____先輩!?』
それはまさかの......
『菅原先輩!?』
菅原先輩だった
ずっと、想いを寄せていた先輩
あえて嬉しい
『い、いら、いらっふぁ...ましぇ』
菅原「ふ、めっちゃカミカミw」
『う、うるさ...!!って先輩になんて口を...! せっ、切腹を...』
菅原「いやそこまでしなくていいから!?」
『と、とりあえず入ってくださいよ』
菅原「うん」
菅原「あなたの名字の最近の状況知りたいし」
『知る必要ありますー?笑』
『戻りましたー』
店員「おかえりー、あなたの下の名前ちゃんのおかげですごい人増えて来たから助かるー」
『遠回しに私のせいって事ですか!?』
店員「いやそう言った訳じゃない紛らわしかったね、ごめんね」
『いや意外に私がネガティブ思考になりやすいだけですすみません』
『お客様にお冷出してきますね』
店員「ありがとー」
『失礼いたします』
水とおしぼりを置き
『ご注文がお決まりになりましたらお呼びくだしゃ』
『スゥー... ご注文がお決まりになりましたらお呼びください!』ニッコー
菅原「ふっうん」
好きな人の前で噛んだー(泣)
もーやだぁ!!
満面の笑みで乗り切った...とは思うけど...
月島「......」
月島「ねぇ、あなた」
『フォッイ』
月島「何その声」
『いきなり呼ばないでください』
月島「人ってそんなモンでしょ」
『それで、何か御用でしょうか?』
月島「お会計」
他の人に言えという思いは心にしまい
『かしこまりました、お会計ですね』
菅原「......?」
菅原視点
なんだ?あなたが月島や他の人に話しかけられたり話してる所を見てると心が痛い
...???
菅原視点end
『お会計200円です』
月島「安くない?」
『これが店長の設定した価格でして...けっこー儲かってるらしいからいいんだけどね しらんけど』
月島「そう...」
『丁度ですね、こちら領収書です』
月島「また来るね」
『またのお越しをお待ちしてます』
月島視点
菅原さんとあなたが話してるとイライラする
僕以外と話してるのもイライラする
だからわざわざあなたの所に来て会計してくれるよう頼んだ
たったの200円でおどろいたけど、儲かってるらしい
あなたがいる所なら何処にでも行くし会いに行く
YouTubeの名前だって見つけた
本名じゃ無かったから見つけにくかった
さっき「YouTubeやってるけど平々凡々ですよ」と言っていた
席について水を持ってきてくるまでの間に調べた
名前はあなたのニックネーム
可愛らしい名前だ
あなたらしくていいと思う
ソッコーチャンネル登録した
月島「なんでもっと早く教えてくれなかったのさ」
教えてくれなかったから僕が一番のチャンネル登録者になれなかった
イライラする
月島視点 end
次回 菅原視点 少々












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!