菅原「お、会計おわったっぽいな」
あなたの会計が終わるのを待っていた
なんでだ?
なんで俺はあなたの会計が終わるのを待っていた?
考えれば考えるほど疑問が浮かんでくる
けど
"あなたと話したい"
その感情だけが俺の心を支配する
菅原「すみませんー」
俺がそう言えば
『はい、ただいま参りますー!』
あなたが対応してくれた
他の店員さんに感づかれてたりしてな
菅原視点 end
『ありがとーございましたー!』
やっと他のお客様の会計が終わったー
そう思っていたのも束の間
店員「ねぇねぇ、あなたちゃん」
『はい?』
店員「あの白髪の子、あなたちゃんのことじっと見てたよー」
『え?お客さんですし注文しようとしてたまたま見てたとかじゃないんですか?』
店員「それにしては好きな人を見るような目つきだったよ〜?」
孝支先輩が私のこと...?
いやいや、
そんな考えを振り払っていると
菅原「すみませんー」
孝支先輩が注文しようと手を上げた
『はい、ただいま参りますー!』
気を利かせたのか、他の店員達は他のお客様の対応をしている
孝支先輩のところに来て
『ご注文はお決まりでしょうか?』
菅原「うん、このコーヒーと...」
『はい!』
菅原「麻婆豆腐の激辛ってある?」
『ここはカフェですよ()先輩』
『まぁタブン作れなくもないでしょうけど...』
菅原「じゃあそれで」
『麻婆豆腐に関しては確認してまいります』
聞きに来た後、孝支先輩のところへ戻る
『あるそうですよ』
菅原「やった」
うぐ、可愛い...
菅原「男子に可愛いはちがくね?」
『あれ、聞こえてました?』
菅原「声に出てた」
『失礼しました』
『それでは少々お待ち下さい』
厨房「あなたちゃん、麻婆豆腐とコーヒーできたよ」
『ありがとうございます』
『おまたせしましたー』
『失礼します』
お水をどけて麻婆豆腐(激辛)とコーヒーを置く
『ご注文は以上でよろしくでしょうか?』
菅原「うん」
『お帰りの際はこちらの伝票をレジまでお持ちください』
『ごゆっくりどうぞー』
菅原「なぁあなた」
『はい』
菅原「あなたって何時におわんの?」
『大体18時かなぁ』
菅原「暗くなってる時間じゃん」
菅原「一人で大丈夫なのか?」
『店長に送ってもらってますよ』
『店長女性ですし』
菅原「それでも女性二人じゃ危険だろ」
男子と一緒だったら嫉妬してくれるのかな
『じゃあ今度から店員仲間の男子と帰りますね』
菅原「......」
『どうかしましたか?』
嫉妬...してくれるのかな?
菅原「俺が送るよ」
『え、でも...』
菅原「いいから」
『...それではお言葉に甘えさせていただきます』
『お先に失礼します』
『お疲れ様でした』
店員「お疲れ様ー」
店長「お疲れ様」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。