side.田中樹
あの事件のあと、俺と北斗はまだ付き合ってる。
途中で隠しているのも何となく嫌になった。
てことでいっその事ファンのみんなとか世間の人たちに公表しちゃおう!!
ってことで勢いのまま公表しちゃいましたと。
そりゃ受け入れられない人もいたけど……
でも嬉しいことに、快く受け入れてくれる人の方が多かったから。
だから今、俺と北斗は隠れたりせずに付き合うことが出来ている。
優しいみんなに感謝だよね。
俺も北斗も、他の4人も。
あの出来事があったからこそこんなに仲がいいんだと思う。
俺らからしたら「ふざけんな」ってことの方が多かったけど……
でもまぁ、少しはいい事もあったのかな。
今でも俺らは時々あの時お世話になった人たちに会いに行くし、向こうの方から訪ねてくることもある。
こうやって出来た他の人との絆っていうのは深いんだな、ってめっちゃ思った 笑
色々と大変なことも辛いこともあったけど、その分嬉しいことも沢山あったなって感じ。
だから…鍵山にはほんの少しだけ。
本当に微生物の大きさ未満だけど、ありがとうって気持ちもある。
俺はこれからも北斗たちから離れるつもりもないし、離れさせるつもりもない。
『俺の宝物はSixTONESだ』
って、胸を張っていえるグループ。
そんなグループに入ってる俺って、結構運いいよな。
これからも辛いこととか悲しいこと、嬉しいこととか沢山起こると思う。
でも、みんながいるから。
みんなで、乗り越えられるから。
俺らは止まらない。
これまでも、これからも。
6人で一緒に走り続ける。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。