図書館から数十分ほど歩いて、大きな港に到着。
青の大地が誇る、『マルテ港』だ。
港の人はポケットからくしゃくしゃの紙を出して広げ、何かを確認していた。
2人はお金を支払って船へと乗り込んだ。
ついさっきも船が出たらしく、今回の便にはあまり人は乗っていなかった。
確かに言われてみると、今から『ルキナス』へ行くのにこの船に乗ったとして、そこからまた移動するとなるとお金を払ってまた乗らなくてはいけない。
僕たちの捜し物が全てそこにあるという保証もない。
モトキは船の中にシルクを残して、さっきの人の元へ走っていった。
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モトキはシルクを連れてきた。
地面に座って、頭を下げて。
いわゆる土下座のような形でシルクはいう。
こんなに真面目なシルクは初めて見た。
僕といる時もあまり喋らず、喋っても必要最低限なことぐらいで。
シルクはよっぽどこの調べ物に関心を抱いたらしい。
港の人は奥の小屋へ入っていき、すぐに戻ってきた。
手元には鍵のようなものがある。
にっ、と笑ってエンジンをかけてくれる。
そうして2人はマルテ港をあとに、図書館をめざしてルキナスへと向かった。
第4話へ続く












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。