ーもしも、幼児化したら…貴方はどうしますか?この話は、幼児化してしまった一人の女子高生のエンド2までを描きます。
※階段から転落するまではカットします
目が覚めると、ぼんやりする薫の視界に制服を着た雪名が自分を除き込んでいるのが目に入った。
と、雪名は薫に手を伸ばした。
違和感を覚えながらも、薫は雪名の手を取り、体を起こした。と思ったら、薫はベッドから飛び上がり、走ってトイレへと向かった。
汗を流しながら、薫はトイレの鏡の前に立ち、自分の姿を確認すると……そこに立っていたのは小さいクリクリの目をした子供だった。
はいありました by主
逃げるか
薫はあの後、人の目を掻い潜って学校から抜け出し、夢中で走った。足がどんなに痛くなっても、空が夕日を昇っても、薫は走り続けた。
すると、背後から男の野太い声が聞こえてきた。
と、薫は振り向き様に飛び蹴りを一発、男の右頬に蹴り上げた。
男は恐ろしい物でも見たかのような目で薫を見つめながら、腫れた右頬を抑えながら地面に座り込んでいた。
薫はその場を立ち去り、気が付いた時には空は暗く、山道を歩いていた。
と、薫の視界が一瞬ユラっと眩んだ。
どんどん視界が歪み始め、薫は目の前の深い穴の中に落ちてしまった。
ドシン!っと音がし、そのまま薫の視界は暗くなり、そのうち音も聞こえなくなった。
20年後












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。