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第3話

前夜3
70
2020/02/01 06:33 更新
「お前は、何人殺すんだ?」


テーブルに足を掛けている男が尋ねた。
名をガルシア・パターン・アドレスといった。


「えっ……あっ……えっと……4個1セットの弾が10個……」


尋ねられた女、ハノイ・ビジョン・ワルツは彼に声をかけられたことにびくりと肩を震わせた。


「1人4発……10人か……俺のところにもハンマーが10本、1人10人殺せってことだな……そこのお前はどうなんだ?」


彼は先程からずっとテーブルに突っ伏して寝ているエゴ・ダウ・キースに尋ねた。エゴには聞こえていないのだろうか。ガルシアの言葉に返すことなく、寝続ける。


「おい、お前に言ってんだよ!?お前に補給品は何個来たのか聞いてるんだよ!!おい!!起きろっつーの!!」


エゴはガルシアに体を揺さぶられ、ようやくテーブルから顔を上げた。


「……なんだい?オレ眠れないから用事ならはやく済ませてほしいものだね。
補給品のことなら小瓶が10個……これだけかい?オレはもう、寝るからな」


そう、早口で言い切るとエゴはまたもやテーブル顔を戻し、眠りについた。

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