第3話

ポテトサラダ
80
2023/11/09 08:41
※前回のチャプターを昨日更新したのですが、バグか何かで非公開になってしまっていたので、見れていない方は見てくださると嬉しいです。
実験体10009
えっと…次は昼食か…
実験体10008
今日のメニュー何だったっけ~…
実験体10009
カレーだったような…?
実験体10008
わっそうだっけ!?
実験体10008
やったー♪
カレー…好きな人は多いけれど、私は舌に残るピリリとした感触が少し苦手だ。
別に嫌いではないし、普通に食べられるけれど。
そんな事を考えながらハチと一緒に食堂へと足を運んでいると、あっという間に着いた。
実験体10008
私、ちょっと多めのにしよーっと
実験体10009
そんなに好きなんだ…
実験体10008
うん!カレー大好き!
軽く会話を交えながら席へ着く。
実験体10008
ん~!おいし~!
実験体10009
…良かったね…
今日はなぜか食欲がないので、中々箸が進まない。
実験体10008
ん…
実験体10008
ねえねえ、そのカレーくれない?代わりに……ポテトサラダあげる!
実験体10009
えっと…
彼女は、私がカレーが苦手なのを知っている。
私の箸が進まないのはカレーがあるからなのでは、と思い、ポテトサラダと交換しないかと提案してきた。
前好きな食べ物は?と聞かれた時に、適当にポテトサラダと嘘を吐いたから、好きな物と交換なら承諾するだろうと交換条件にした。
周りの状況を把握し、自然に相手の利益となるようにする。
つくづく、お人好しだ。
実験体10009
ありがとう。ポテトサラダ、食べたいな。
実験体10008
じゃあ交換ね!やった~
 






この時食べたポテトサラダは、美味しいと感じた。

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