翔太の家に来た
家に入ると薄暗い部屋たちと無造作に置かれた1枚だけの座布団
翔太の家は静かだ
ひとり暮らしだから当たり前なのだけれどそれを差し引いて、どうしようもなく静かで寂しい感じがする。
翔太は台所で氷を注ぐ音がする
廊下に出て仏間に入った
黒と金の立派な仏壇。それられた花と食べ物。そして、写真立てに入った3人の写真
翔太の家族だ
明るいお父さん、優しいお母さん、人懐っこい妹ちゃん。
みんな翔太に似ている。もうこの世にはいないけれど
私は手を合わせて目を閉じる
線香の煙が漂いお鈴の音が静かに響く
いつもより戻りが遅いから心配しているらしい
そうして居間に戻る
準備し終わって
俺が作った卵焼き。まだ、箸がつけられていない。多分最後に食べるつもりなのだろう。
ねぇ、神様、と神棚に向かって心の中で語りかける
神様なんていないって思っていたけど、今ならいるってら信じてあげてもいい。
だから、証明してよ。神様はちゃんと人を幸せにできるって。神様を信じる人は救ってあげられるって。
翔太はあなたの事をずっとずっと信じてるんだよ。どんなひどい目に遭ったって、信じてきたんだよ、
だから、これ以上、翔太にひどいことしないで。翔太の大切なものを奪うのは、これで終わりにして。
翔太を幸せにしてあげてよ。お願いだから……。
短かったですね!明日はちゃん取ら長く書きます!報告ですが、涼翔→涼玖に名前変えました!
それでは、また明日!👋














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。