第24話

 If it is now 
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2023/07/27 08:53 更新







“ 和典 ” と自分の名前を呼ぶ声がして振り向けば、

あなたが立っていた。



でもどこか雰囲気が違くて、

凄く懐かしい気がして、






俺は誰だと尋ねる。







あなた
待たせて御免ね
あなた
ずっと会いたかったんだけど


立花 彩
約束破っちゃったね
立花 彩
二週間後に会おうって言ったのに
私、死んじゃったからさ





紛れもない、彩だった。

声も、姿も、形も、徐々に生前の彼女に変わって

1年ぶりの再会を果たした。



上杉 和典
待たせ過ぎだ、バカ



そう言って俺は笑った






それから沢山話した

俺のこと、KZのこと、全部




たった数時間だったけど、一瞬で去って行って

彼女に“ それ ”に気付いたのは

辺りが明るくなり始めた頃だった







彩の身体がだんだん透け始めていた

例えるのなら海のよう

太陽に光を通していく彩の肌を見た









立花 彩
もう行かないとかも
立花 彩
色々と無理してきたから
もっと居たいのは山々だけど




彼女の流す涙が陽光を反射させて

輝く。

肌の透過は首辺りまで進んでいて

もう時間がない事は分かりきったことで




上杉 和典
愛してる


驚く彩に近付いて

少しずつ消えてく身体を手繰り寄せた



上杉 和典
……ずっと、そう言いたかった
上杉 和典
俺はお前の事を忘れる気はないし
誰もお前の事を忘れない
上杉 和典
また奇跡だって何だって起こしてやる
だから、












また会おうぜ












そう言う俺に君は








立花 彩
ほんとバカだね、でもそーゆーとこが好きだったよ





って言うんだ。

君は最高の笑顔を見せて。














彩が消えるその瞬間まで、

俺はその場を離れなかった。
















If it is now .. 今なら

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