第5話

第四話
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2025/11/23 00:46 更新
あの後すぐ歓迎会という名の宴会が始まった
オペラの料理は毎度のこと美味しかったのだが、幼児化した影響で酒が飲めなかったのは凄く痛かった
縮んだことに初めてマイナスな感情を抱いた瞬間だったと思う





オペラ
先生、口調直した方がいいんじゃないですか?
食事中に発せられたオペラのこの一言によって宴会後の今は口調を変える特別授業を受けている



ゼルファス・ヴァルセリア
…大体口調ぐらいで何が変わるんだか
オペラ
先生、悪魔ヒトは口調でだいぶ雰囲気が変わりますよ
ゼルファス・ヴァルセリア
そうか?
オペラ
はい、それこそ私とかは良い例ですね
オペラ
それにたとえ認識阻害メガネをかけたとしても雰囲気までは隠せません
オペラ
先生が幼児化したことがバレたくないのならより口調は変えるべきです
ゼルファス・ヴァルセリア
そう言われるとその通りだな
オペラ
口調変わってませんよ
ヴァイス・あなたの下の名前カタカナ
ゼルファス・ヴァルセリア
明日からうまくやるさ
ゼルファス・ヴァルセリア
逆にオペラは私の名前を間違えないようにしろよ?
オペラ
承知してます
ゼルファス・ヴァルセリア
そういえばサリバンは何処へ?
オペラ
明日からサリバン様ですからね
ゼルファス・ヴァルセリア
サリバン、様…
アイツを敬称で呼ぶ日が来るとは…抵抗感がもの凄く強い
オペラ
サリバン様は先生の新しい戸籍であるヴァイス家の成り立ちや歴史などの帳尻合わせで出かけました
ゼルファス・ヴァルセリア
そうか、
ゼルファス・ヴァルセリア
うまくやってくれるといいが…
サリバンside
サリバン
家系能力は…
今はヴァイス家の軽い情報をまとめているところだ
戸籍を作ったことはあっても、家系までは作った事がないので試行錯誤しながら挑戦中だ
始めてからそこそこの時間が経ちある程度この作業も終わりが見えてきた



サリバン
しかし、これはどうしようか
目の前に広がるのはゼルファス・ヴァルセリアについての情報を寄越せという旨の大量の手紙達
彼女が特に目をかけていた教え子達からの物なので無下に突っぱねると彼女に知られた時面倒くさいことになりかねない
サリバン
ヴァル、君は自分離れさせるべきだと言ったけどね…
君はわかっていないんだよ
彼ら愛する教え子達がいかに君を慕っていて、どれだけ君を心の拠り所にしているのかをね…
その証拠にきっと明日学校に行ったら酷いことになるのは容易に想像できる
サリバン
取り敢えず彼らには申し訳ないが誤魔化させてもらおう笑
全力で隠すとしてもいつかはバレるだろう
それが明日なのか、それとも数十年後、もしくはそれ以上あとなのかはわからないが…

少なくとも僕は彼女に協力するつもりだ
彼女の1番の旧友として…








ヴァイス・あなたの下の名前カタカナ
______あれからもうそんなに経ったの…
そう言った少女、ヴァイス・あなたの下の名前カタカナの手には「伝説の教師死亡から10年」という見出しの新聞が握られていた






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