第2話

行ってきます
24
2023/05/20 18:54 更新
ピピピピッ       ピピピピッ

朝の目覚ましが鳴る。
外からは、明るいオレンジ色の日差しが窓に刺さるように光り輝いている。
私は顔が照らされて起床して、
…目を擦ってふとスマホを見た。

「綾人からだ。」
綾人というのは私の彼氏だ。不器用なところも可愛いけど、なんか、最近はなんでも私の言う通りにしてくれる、良い犬だと思ってもいる。
画面に写っているロック画面は、つい先週綾人と
デートに行った時のツーショットだ。
私は彼を愛してやまない。いい彼女なのにな。

そんなこと考えているうちに朝ごはんができ、母親ができたよ、と呼んでいる。


朝食は、母と私と、妹と、3人で一緒に食べる。
父はと言うと、いつも仕事で出勤が早いため、一緒に、朝ご飯が食べれないのだ。
私はむしろ、嬉しい。そんなことは言ってはいけないのだけれど。

私は昔から父が嫌いだった。
自己中な父を止めるのにも一苦労だった、
周りも見えない人間に生きる資格はない、
そう母から教わった。

「あ、お姉ちゃん遅刻するよ」
「え?うん」
急いでパンを片手に持ち家を飛び出した。


「行ってきます」

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