第10話

9話 ???????
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2026/04/16 15:24 更新
居間にあるテレビでは、ニュースキャスターが連日話題となっている海に沈んだ帆船のニュースを伝えている。
「昨日未明、引き上げ作業を開始した沈没船が、消えました。原因は分かっていませんが、関係者によると……」
濃い霧が立ち込めたブラジルの沖を、豪華客船が進んでいる。ブリッジで椅子に腰を下ろす船長は、霧で煙る窓外を見つめていた。
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レーダーに反応あり!
航海士がレーダーを凝視していた
レーダーには、客船に向かってくる船が光の点で示されている
光の点は、速度を落とすことなく、一直線に進んでいる
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こっちらに向かってきます!
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無線を繋げ!!
航海士は双眼鏡で向かってくる船を覗き込んだ
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帆船です!
深い霧の中から帆船がうっすらと見えた
帆船は、みるみるうちに近づいてくる
船員が無線で呼びかけても反応がない
警告音を鳴らしても、帆船は進路を変えることなく、真っ直ぐこちらへ向かってくる
────まるで幽霊船のようだ
どうにかして衝突を避けようとするが、速度を落とさず迫ってくる帆船をかわしきれそうにない
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衝突に備えろ!
帆船は、客船の左舷を掠めながら鈍く重い音を響かせて進む
接触した帆船のマストの一部が折れ、海へと沈むがお構い無しに速度を緩めることなく進み、やがて、濃い霧の中へと姿を消した
???
無事、移動完了しました
.
よくやった
ふぅ、これでひとまずは大丈夫だろう
陸上人にうろつかれて鬼岩城が刺激されたりなんてしたら……たまったもんじゃない
さて、一休みしたら、また、海中巡回をするとしよう……
ただしより慎重に……少しの異常も見逃さずに……
すべては、ムー連邦の平和と安寧の為に────

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