第55話

53.
1,420
2024/08/20 10:19 更新





長尾side






ちょっと前に、高橋くんから連絡が来た。






みっちーを助けへんかって。






大人の事情に飲み込まれて苦しむみっちーを、助けてあげたいって言われた。






...そんなん、助けたいに決まっとるやん。






でも、仕事だって関わってくる。






みっちーを助けたら、俺の今回の任務は?...






俺は一体、どうするのが正しいんやろ、。





道枝.
....長尾、?

長尾.
ぇ、あ...ごめん、ぼーっとしてた、笑





みっちーは心配そうに、俺の顔をのぞいてくる。






ぁー、...なんで俺心配させちゃってるんやろ、、




道枝.
元気ないなら話聞きたい。

道枝.
ほら、彼氏やし、?笑





微笑みながら、そう言ってくれるみっちー。






まだ澄んでいるその瞳には、すこしの哀しさも見えた気がした。






きっとその哀しさは、この間の高橋くんとの任務で出来た傷。







長尾.
ちょっと寝るのが遅かっただけ。
全然大丈夫やで、笑

道枝.
ほんま?ならええんやけどさ、





なんだか無性に甘えたくなって、俺はみっちーの肩にもたれた。




道枝.
...長尾がそういうこと
するなんて、珍しいなぁ、笑

長尾.
たまにはいいでしょ?笑





俺がそう言うと、






みっちーは、俺を優しく抱きしめた。






道枝.
....長尾、

長尾.
.....なに、?





声色も、抱きしめる手も、少し震えてて、






俺も、みっちーの背中に腕をまわした。
















道枝.
好き、...好きやで。




   






絞り出したような声で、耳元で言われた。





長尾.
...俺も好き。大好き。


道枝.
、ねぇ長尾...















道枝.
どんなことがあっても、
俺のこと好きでいてくれる、?







その言葉を聞いた時、胸がぎゅってなった。






これから先、みっちーに何が起こるか分からなくなってくる。






....でも、たとえ何があっても。





長尾.
俺はずっと好きやで。
これからもずっと。









俺は、永遠に君に恋をするよ。












だって、ターゲットなのに好きになっちゃったくらいなんやもん、...笑







道枝.
...ありがとう。
俺も何があっても長尾だけやから。
長尾がずっと好き。






お互いに恥ずかしくなるほどの言葉を交わして、二人で目を合わせて笑い合った。






ねぇみっちー、今は色々大変やけどさ、
















俺たち今、誰よりも幸せやね。笑














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