長尾side
ちょっと前に、高橋くんから連絡が来た。
みっちーを助けへんかって。
大人の事情に飲み込まれて苦しむみっちーを、助けてあげたいって言われた。
...そんなん、助けたいに決まっとるやん。
でも、仕事だって関わってくる。
みっちーを助けたら、俺の今回の任務は?...
俺は一体、どうするのが正しいんやろ、。
みっちーは心配そうに、俺の顔をのぞいてくる。
ぁー、...なんで俺心配させちゃってるんやろ、、
微笑みながら、そう言ってくれるみっちー。
まだ澄んでいるその瞳には、すこしの哀しさも見えた気がした。
きっとその哀しさは、この間の高橋くんとの任務で出来た傷。
なんだか無性に甘えたくなって、俺はみっちーの肩にもたれた。
俺がそう言うと、
みっちーは、俺を優しく抱きしめた。
声色も、抱きしめる手も、少し震えてて、
俺も、みっちーの背中に腕をまわした。
絞り出したような声で、耳元で言われた。
その言葉を聞いた時、胸がぎゅってなった。
これから先、みっちーに何が起こるか分からなくなってくる。
....でも、たとえ何があっても。
俺は、永遠に君に恋をするよ。
だって、ターゲットなのに好きになっちゃったくらいなんやもん、...笑
お互いに恥ずかしくなるほどの言葉を交わして、二人で目を合わせて笑い合った。
ねぇみっちー、今は色々大変やけどさ、
俺たち今、誰よりも幸せやね。笑













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!