高橋side
あれから暫くして今、俺は流星に相談しとる。
みっちーは最近特に仕事を任されるということもなく、普通に過ごせとる。
...まぁ、しばらくは大丈夫やろ。
謙杜も隣におるんやし。
大西流星。
この子は、時々一緒にいて怖くなる。
瞳の奥の奥まで、全てを見透かしてきそうやから。
俺がそう言うと、流星は眉を寄せて少し考えてから、
ちょっと微笑みながらそう言った。
こんな可愛い顔しとるんに、めっちゃしっかりしとる、芯の本当に強い人。
それは、過去の流星自身から作り上げられている。
そんなことを考えとったけど、
どうやら、
しっかりしているからこそ、彼なりの考え、やりたいことがあるらしい。
何をするかは分からんけど、
この子になら賭けてもいいんじゃないかと思った。
俺はまだ知らなかった。
この決断が良くも悪くも、
俺たちの未来を、大きく変えていくことを。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。