高橋side
あれから暫くして今、俺は流星に相談しとる。
みっちーは最近特に仕事を任されるということもなく、普通に過ごせとる。
...まぁ、しばらくは大丈夫やろ。
謙杜も隣におるんやし。
大西流星。
この子は、時々一緒にいて怖くなる。
瞳の奥の奥まで、全てを見透かしてきそうやから。
俺がそう言うと、流星は眉を寄せて少し考えてから、
ちょっと微笑みながらそう言った。
こんな可愛い顔しとるんに、めっちゃしっかりしとる、芯の本当に強い人。
それは、過去の流星自身から作り上げられている。
そんなことを考えとったけど、
どうやら、
しっかりしているからこそ、彼なりの考え、やりたいことがあるらしい。
何をするかは分からんけど、
この子になら賭けてもいいんじゃないかと思った。
俺はまだ知らなかった。
この決断が良くも悪くも、
俺たちの未来を、大きく変えていくことを。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。